銀色の鳥

□気まぐれな絆
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同好会の活動は週三日で、今日は休みの日だった


クラスメート(友達)が部屋に遊びにこいと誘ってくるけど、七瀬は丁重に断って、授業で疲れてグッタリしてる儚の手を引いて教室からでる






「おにーちゃんとこいくーっ」
「はいはい、部屋番聞こうな」

歩く気力がなく、引っ張られながら歩く儚はすでにぐずっていて、さっきから『お兄ちゃん、お兄ちゃん』とうるさい。


実は今日吉村の授業があって、七瀬の予想通り吉村は贔屓せず儚を問題に答えさせようとした


もちろん答えがわかるはずもなく、黙り込む儚のためにまわりがすぐ答えをおしえるため、それじゃだめだと儚は何度もあてられた(最後はチャイムがなって終了)



そんなことがあって儚はすっかり疲れきってしまっている

七瀬としては元気のない儚は見たくないから早く次彦に合わせてあげたい






一階におりたとき…




ピタリ、と七瀬が足をとめる

前をあまり見てなかった儚は勢いあまって七瀬にぶつかる

髪留めが食い込んで痛かった。
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