銀兎の幸福.アナザーストーリー

□文子との幸福
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近頃僕は悩んでいた


悩みの種は目の前にある。





「はい、冬姫ちゃん…あーん」

「あっ…あーん」



僕の口を開かせると目の前にいる文子さんは手に持っているチョコレートを食べさせてくれる


口内でその甘さを堪能し飲み込むと笑顔の文子さんがいいこいいこと僕の頭を撫でてくれた



ちなみにここは生徒会室じゃない

文子さんの部屋で二人きり



「素直で可愛いね、冬姫ちゃん…」

「あっ…ん……」



文子さんの手が僕の頬に触れ…顔を近づかせてキスをされる



ちなみに…僕たちは、付き合ってない



そしてこうやってキスをするのは初めてじゃなくて…


僕たちがキスをするような関係になったのは今から二週間ほど前にさかのぼっちゃうんだけど……




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