ネギま!

□横顔
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いつも隣にいて守ってくれる。そんな貴女の横顔を見ているだけで幸せで…

もう二度と失いたくなくて…
――――――――――――
「せっちゃーん!!」

授業が終わり、大好きな貴女の名前を呼ぶ。
うちの声に気付いたようで、せっちゃんは振り返ってくれた。
「あっ、お嬢様♪一緒に帰りましょうか。」

(あっ……先に言われてもうた。)

「…お嬢様??どうかしましたか??」

「へっ?!あっ……なんでもあらへんよ。帰ろか。」
「はい。鞄お持ちいたします。」

「もぉー、そやからそういうのはええて。」

「す、すいません。つい…。」

「そんなこと言う人には罰ゲームやな♪これからお嬢様禁止ぃー!」

「そ、そんなぁー。」 

「お嬢様呼んでも返事せぇへんから。」

「お、お嬢様ぁぁー……。」
すでに困った顔の刹那に対してムスッとした顔の木乃香。
(早速よんどるし……) 
くるっと振り返ってスタスタ歩きだすお姫様。その後を慌てて追い掛けるいつもは凛々しい護衛。

こんな掛け合いも幸せで、ちょっと情けない貴女が大好きで。
でも、いつからだろう。こんな日が当たり前になったのは。

いつからだろう。「帰りましょう」と自分から誘ってくれるようになったのは。
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