書庫‐T

□大好きな兄さんへ
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「サスケ、何してるんだ?」

「っ!あれ…兄さんどうしているの?」


はっとして振り返れば、今朝早くから任務に出ていたはずのイタチの姿。


「今朝の任務はもう終わったから、午後は休みになったんだ。
久しぶりにサスケの修業みてやろうかと思ったんだけど、
勉強してるならまた今度にしようか」

「ううん!今準備してくるから、ちょっと待ってて!」

「わかったよ、玄関で待ってる」


ぶんぶんと首を振り、修業に行くことを伝え、
広げていた忍術書や本を片付け、慌てて居間を出る。


部屋へ行き、
忍具の入ったポーチを掴みすぐに部屋を出ようとして、
先程机の上に置いた紙を一枚手に取り、そっと半分に折って引き出しの奥へと仕舞った。










あの時仕舞われたままの手紙は今でも―――









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