その魔女、ゼロに恋する

□Episode 7
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それはコナンからのお誘いの電話から始まった。


「ねぇ凛さん。
凛さんに逢わせたい奴らがいるんだけど、逢ってやってくれねーか?」

「んー?コナンくんの紹介なら喜んでーっ!」

「よかった!
じゃあ明日の10時に今から送る場所に来て欲しいんだ。」

「OK!
張り切って行くよ!」




ーーーーそれが今日である。


「お隣の工藤邸もそうだけど、ここも中々・・・豪邸よなぁ・・・」


ピンポーン・・・


凛は家の大きさに驚きながら"阿笠"と書かれた家のインターホンを鳴らし、待つこと数秒後。
玄関のドアが開き、中からコナンが出迎えた。


中に入れてもらうと、体格のふくよかな老人に茶髪のクールで大人びた感じの女の子。
黒髪でカチューシャを付けた可愛らしい女の子。
真面目そうで知的っぽい細身の男の子。
やんちゃっぽく片手にポテチの袋を持って食べている男の子が居た。
凛の姿に気が付くと、子どもたちは一斉に凛の方を見た。


「コナンくんよ・・・
可愛い子たちが溢れ返ってる・・・
ここは何だ?
ハーレム天国か??
どうしよう、鼻血出そう。」

「凛さん、目がガチだから。
抑えて、お願い。
ボクじゃ対応出来ないんだから、お願いだから抑えて。」

「コナンくん、知ってた?
そんな事言ってる君も、私のハーレム天国の要員である1人だよ。
ーーーーあ、待って。
離れて行かないで。」


コナンにジト目で見られながら、サッと距離を取られて凛は嘆いた。
すると凛の元に、子どもたちが近付いて来て次々と話し掛けてきた。
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