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□好きなら好き
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【河田side】








今日は唯と夏祭り。
2人で浴衣をきて、下駄をはいて。
仲良く肩を並べて夜8時の花火まで屋台を楽しもうと思います!。
せっかくいただいたオフ、恋人の唯と楽しまなきゃもったいないよね。





河田「ねぇ唯、何食べたい?」


『ん〜なんでもいいかなぁ』



河田「あ!陽菜リンゴ飴たべたいな、ねぇ、、買っていい?」


『いいよいいよ、んー並んでるから私そこで待ってるね』





唯、人混み苦手って言ってたからなぁ。
「陽菜、今度のオフ花火いこ」って楽屋で言われたときは嬉しかったなー。だってメンバーからも人気が高いヘタレな唯が自分から誘ってくれたなんて…。
久美さんは、今日は祝いだーって騒いでたけど…笑。





もちろん好きになるのも一瞬で、いつの間にか唯のことが好きになってて勢い余って告白したら、照れながら"私も好きだよ"って言われたのが一年前だったかな
あの時の唯の可愛さと言ったら別格だった。
メンバーからはイケメンだとか紳士だとか言われる唯は、私の前だと一味違って。
一人の女の子みたいで、かわいくって、いじらしくって。
『陽菜、私のことすきすきだよ笑』なんて言われたから大好きって返せば、また大きな耳を真っ赤にして。
そういうところが、可愛いって自覚してない唯がまた可愛い。




〔はい、お嬢ちゃん、毎度ありねー〕



河田「唯お待たせー!…ってあれ?」




あれ…唯?待ってるって言ってたのに…
リンゴ飴片手に、下駄であたりを見回しても唯の浴衣姿はなくって。
頭から背中にかけてひやーっとした感覚が走って気持ち悪い。



河田「あ、携帯携帯、スマホスマホ!」




プルルルルーって鳴らしてるけど一向に出なさそう…。どうしよう、この人混み…。
そんなに時間たってないもん、探せば…唯…どこ…




河田「…出ない」
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