短編、中編作品

□DとJK(指原莉乃)
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中年無職引きこもりデブハゲニートの花岡マサオ(38)は
下校中の女子高生に気持ち悪い内容の声かけを行い
悲鳴を上げて逃げていく姿を見て楽しむ悲しいオッサンであった。







「さぁて今日もいっちょやるか〜」








マサオは夕焼け染まる住宅街を闊歩して
ターゲットを探していた。











「…おっ!」








向かいからスカートの短い女子高生が
一人で歩いてくるのを確認したマサオ。










直前まで何食わぬ顔で歩き、
すれ違いざまに声をかけるのがいつもの手段。









マサオは今日もその女子高生とすれ違いざまに声をかけた。










「…君可愛いねぇ、俺のチンポしゃぶってくれない?」









「……!!?」









スマホを見ていた女子高生
指原莉乃はその声に咄嗟に顔を上げて
マサオと目が合った。








「えへへ…」








不揃いな前歯を見せ笑みを浮かべるマサオ。









いつもなら相手はここで100%悲鳴を上げてその場から走って逃げる。








「…かっ、可愛い…?指原が…?」








「へっ?さしはら…?あ、そ、そうだよ」








「マジで…!そんなコト学校で誰も言ってくれないよ」









逃げない指原、むしろ喜んですらある事にたじろぐマサオ。








「どこの誰だか知らないけど、初対面の人褒めるなんて良い人ですね」









「良い人…?俺が…君…気持ち悪くないの?」









「あっ、はは〜。まぁカッコ良くはないですね」








「(な、何だこの娘は…)」








「ところでしゃぶれって本気ですか?」








「えへっ?!」







「別にいいですけど…どこか適当な場所で」








「……?!」








前代未聞の反応にマサオはパニックになりながらも
すぐ近所の自宅に指原を連れ込んだ。









「マーく〜ん?誰か連れてきたの〜?」









「あっ?あ〜、昔の友達だよ。俺の部屋には入らないでね!」






居間にいたマサオの母親に指原を見られることなく
廊下を足早に歩き自分の部屋に入ったマサオと指原。







「うっわ…汚…」








「うへっへへ…ッ、ゴメンよ適当に座って…」









ゴミで溢れた部屋の中、指原はベッドに座った。








壁に張られたアイドルや美少女キャラのポスター、
食べ物の容器が散乱した床を眺める指原。









「マーくんってちゃんと仕事してる人?」










「マッ?!あ…いやしてないかも…へへ」










「あ、私、指原莉乃ね。マーくん…でいいよね?」










「あぁ…はい…」









自分の部屋に女子高生がいる事に落ち着かないマサオは
部屋の中をうろついた後、恐る恐る指原の隣に座った。









「……」









指原の横で微動だにせず何も無い正面を見るマサオ。









「自分の部屋なのに、外にいる時よりよそよそしいよ!マーくん!」










指原はマサオの肩を押してツッコミを入れた。










「あっ、はぁ!ご、ごめんよ…!」









伏し目がちに指原の方を見たマサオの目に飛び込んできたのは
ミニスカから伸びた指原のムチムチした太ももだった。









「……!」









それを見た瞬間、また正面を見て固まってしまうマサオ。









「……」









指原は黙ってマサオの方に向かって距離を詰め、
マサオの太ももと指原の太ももがひっつく。









「うぅっ!?」










「マーくんってば奥手だねぇ…。
あの辺で卑猥な事言ってくる変質者出るから
気をつけろって学校で言われたんだけど
実際はこんなにピュアなんだ」











「う…う…、まさか…俺を馬鹿にするためにここまで来たのか…」







「どうするかはマーくん次第でしょ」









指原は股を少し広げ、
パンツが見えそうな太ももの付け根が見えるまでスカートをめくって見せた。









「がっ?!」









「指原とヤリたくないの?」









「うっ、が…は…お願いします」









「了解」
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