Novel
□Love you Loved you
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「俺を選べ。俺は、一生お前を愛してるから…」
永遠に近い沈黙。
ゆっくり、あたしは首を横に振った。
「…愛してたよ…」
「…愛してるとは言ってくれないのか?」
「…ごめん…」
また謝る…と彼は頭を撫でた。
温もりが、優しくて、涙が零れた。
「…俺は…泣かせてばかりだな…」
「そんなこと、ない」
彼が、涙を拭おうとしたとき、チャイムがなった。
「…行けよ」
「……うん…」
去り際、何かを彼は言いかけた。
けど、振り向かなかった。
泣いてしまいそうだったから。
笑って、いたかったから。
彼女が去って、小さく笑った。
涙を流した。拭っても、無駄の様だったから。
声を出して泣いた。
「…愛してた…か」
俺は、一生、愛しているよ。
続
次で終わり!
ごめんよ!一哉!!
ほんとごめん!
感想いただけたら嬉しいです!