memo
□Hiroyuki Takami 15th Anniversary Around Japan Tour -Best Destination-
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オープニングは『SILENT MOON』
うねるギターのリフにシンセの音が重なる。
そしてヒロの声が放たれると、客席が縦揺れに飲み込まれる。
ステージセッティングは下手にギター、上手にベース、下手後方奥にキーボード、センター後方にドラム。
ステージ後方の壁にはテレビモニターが設置され、懐かしのPVが流れている。
サイド上部からはスモークが吐き出され、ステージをランダムに白煙が覆う。
ヒロの衣装は上下黒、髪型はいつものナチュラルブラウンヘアーだ。
ライブハウスのステージに立つロックなヒロを人の隙間から垣間見ながら、パワフルなバンドサウンドに生まれ変わったSILENT MOONに身体を揺らす。
箱独特の音、高音が回る感じと低音が身体をドスドスと突いて来る感覚がかなり心地イイ!
「宇都宮イクゼーッ!!」
「イェーイッ!!!」
ヒロの煽りから流れ出したのは『LABYRINTH』
正にロック魂炸裂なバンドサウンドに、客席のボルテージはいきなり底抜け!
ヒロも腕を振り上げるとそんなテンションをのっけから煽り倒す。
客席をぐるりと指差しながら荒く言葉を吐き捨てる様に歌うヒロがかなり熱い。
「宇都宮…熱いねー!!
昨日は仙台でライブをやって来て、そっちも熱かったけど…宇都宮もハンパないよ。
何が凄いってさ、俺は会場に入ってびっくりしたよー狭っ!客席近っ!みたいな」
既に汗だくなヒロを見ながら、access夏ぶりの楽しそうな姿に見入る。
「今回のツアーは割りと狭いライブハウスが多いから、みんなの顔がホント良く見えるんだよねーまぁみんな一段と素敵になって!
今日は宇都宮のみんなと熱い夜を過ごしたいと思っているので、最後まで盛り上がって楽しもうゼ!」
そんなヒロの言葉に拳を上げて応える。