Short Story

□片想い
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*テミンの話

うちのグループは
専属スタイリストが3人いる。

今日はPV撮影。
こんな日は
必ず名無しさんヌナも来る。

久しぶりに会えるなぁ。

3個上の名無しさんヌナは
そのセンスと人柄で
若くしてスタイリストチーフだ。

テミン『名無しさんヌナ〜!』

名無しさん『おー!久しぶり。』

テミン『忙しそうだね。』

名無しさん『お互いね!笑』

軽い挨拶だけ。
名無しさんヌナがいるだけで、
僕は仕事への活力が湧き、
同時に胸が苦しくなる。

僕の今日は
ただひたすら
名無しさんヌナを
目で追う1日になるんだ。

僕がいつか、
もう少しだけ
自分に自信が持てた時、
その時は
名無しさんヌナに
この気持ちを伝えたい。
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