長編

□出会いと再開
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「なぁ、雷震子…親父には会いに来てたのか?」
「はい」
「なんで俺達には会わなかったんだよ!」
「お、驚かれると思って…」
「はぁ?」
「俺今7歳だけど…大きくなって…こんな体だし…」
「じゃ、なんで親父には…」
「殷から釈放されたときに私をタスケテクレタノガ雷震子だったのだ」
「黙って帰るつもりだった…でも父上、俺が雷震子だって…」
「分かるに決まっておる。大事な我が子なのだからな」
「やはり、そなたは7つなのだな」
「あ、はい」
「…雲中子の弟子とは思えんぐらい素直だのう。あやつの修行は崑崙山でも1位のスパルタで続く喪のがおらんと聞くが」
「それが雲中子さん。雷震子をめっちゃ純愛してるんだぜ。まぁスパルタだけど」
「なんと!」






   そんな会話があったとさ。
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