頭文字D
□不安
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「まろんは、俺と別れたいのか?」
「……え?」
何で涼介さんがそんなことを聞くのだろう
突然の事で頭がついていかない
「まろん、なぜ電話に出ない?メールも返事がない
心配したんだぞ」
「ご、ごめんなさい……あの、その…」
「もう一度聞く。俺と別れたいのか?」
私は大きく首を振る。別れたくなんてない…
「りょ…すけ、さん……す、き…好きなの」
「俺も好きだまろん
誤解させてしまったな…」
「ご、かい…?」
「ああ、この間俺の家へ来たとき女の子が出ただろう?
あれは俺のイトコの緒美だ。まろんが思っていることは何もないよ」
「いとこ…?本当に…私はまだ涼介さんの彼女でいいの?」
「ああ、まろんじゃなきゃ俺がダメなんだ」
「涼介さん…嬉しい……んぅ…」
涼介さんは凄く、凄く優しいキスを何度もしてくれた
「これからは何でも話すんだ…一人で溜め込んだりするなよ」
「はい…」
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