頭文字D

□不安
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涼介さんとはあれから会っていない
何度か連絡も来ていたが出る気にはなれなくて、出なかった
それも2、3日したらメールも電話も入らなくなった



もともと忙しく、お互いなかなか会えてなかったんだもの
会おうとしなきゃ全くと言っていいほど会うことはない





私には越えられない一線をあの子はいとも簡単に飛び越えてしまうんだ








ある日、大学での講義が終わり帰ろうかと門を出ると
そこには涼介さんがいた。


「り、りょう…すけ、さん。な、なんで……」


「…………」





涼介さんは少し怒った様子で私の腕を掴み
無言のまま車に乗せられた
きっと、もう終わってしまうのかな……
なんて考えてしまい怖くなる


着いた先は涼介さんの家
車を止めるとすぐさま降りて私も降ろされる
ただ涼介さんに着いていくしかなかった

涼介さんの部屋らしき場所に連れてこられ、ベッドに押し付けられる











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