頭文字D
□すれ違い(side R)
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“もう来ない”言い放つまろん
初めて見たない顔に驚き追いかけられずにいた
「アニキ、まろんとなんか合ったのか?
あいつ、泣いてたけど」
「ああ……俺が泣かしてしまったな」
「…アニキ、俺アイツのなんもねーから
アイツはただのいとこ、妹くらいにしか思ってないぜ?」
啓介が心配そうに言う
今になって後悔する…
まろんに冷たく接したこと、泣かせてしまったことに
「俺、気づいてたぜ…
アニキがまろんを好きなこと」
「……啓介
もう一度まろんと話をしてみるさ」
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