頭文字D

□束縛
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涼ちゃんはとってもイジワルだ……






「ねぇまろん、今日学校で話していた奴は誰だ?」


「……え?」





ニコニコ笑顔で話している涼ちゃん
でも、目が笑ってない……





「何で……涼ちゃんが学校のこと知ってるの?」


「ん?まぁ……色々とな」


「………;;」





どうして医大生の涼ちゃんが、高校生の学校生活を知っているのか凄く気になるけれど
今の涼ちゃんからは怖くて聞き出せない





「それで……アイツは誰なんだ?」


「ただのクラスメートだよ?
同じ係りになったから話してただけだし……」


「連絡先の交換まで必要なのか?」


「……!!」





だから、何で知ってるんだ!?
若干恐怖しつつも、涼ちゃんにウソは通じないなと本気で思う





「その係りのこととかあるから、メアド教えてって言われたから……」


「まったく……まろんは危機感が無さすぎる
そんな係りの仕事に託けてメアドを聞いてくるような奴は下心があるに決まってるだろ」


「そう……なの……?」





涼ちゃんがどれだけ男の人は危ないか力説している
私はよく分からないが、取り合えず頷いていた














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