頭文字D
□すれ違い(side R)
8ページ/8ページ
家につき、俺の部屋に連れてくるともう我慢なんて出来なかった
まろんをドアに押し付け何度も重ねる唇
一度崩れてしまった理性は止められない
舌を絡め、何度も何度もまろんを責めたてる
唇を離したときにはまろんは泣き崩れていた
俺は正直に気持ちを打ち明けた
「ずっと、好きだったんだ……
まろんが啓介を好きなら俺は諦めようと思った…
でも、他の男に奪われるくらいなら……」
『涼…兄ィ…好き……
好き…だよ……』
「…まろん」
初めて知ったまろんの気持ち
俺はたまらず嬉しくなってまた強くまろんを抱きしめた
泣き疲れて眠ってしまった#NAME1###をベッドに運び
横で可愛い寝顔を見つめる
ようやく手にいれた何よりも大切なまろん
そっと寝顔にキスし、起きたらもう一度好きだと言おう
夏の終わりの肌寒い夕方
俺の腕の中のまろんとともに目をつむる
久々にゆっくり寝れると思うと穏やかな気分で眠りにつけた―――。
.