兎の扉

□労働の時間
1ページ/4ページ

無事(?)食事を済まし、俺はくつろぎモードに入っております。


プーチンはコサックダンスを踊り、キレネンコはトイレに座って新聞読んでます。


え?俺?
俺は適当にベッドに寝てる。


だってここ、何にもないんだよなぁ…((
キレネンコ観察してたいんだけどトイレ中だし…


とりあえず部屋を物色してあったのは紙と鉛筆と…




ん?紙と鉛筆…?












お絵描きできるじゃんっ!!




フー、流石俺、天才やわー!
早速書こう!let's お絵描き!




ガチャン





俺が紙に鉛筆を立てたと同時に扉がスライドし、ロウドフが…


「なんで、俺がなんかやろうと思った時に来るかなぁ…」


ロウ「ぶつくさ言うな、さっさと前に来い!ぐぇッ((ドスッ」


ロウドフが俺に怒った時、キレネンコが投げたトイレットペーパーがロウドフの顔面にヒットした。



ロウ「って、テメェ、4番ッ!!」



「フッw…あーハイハイ、さっさと仕事やりまっせ((」



ロウ「…さっき、笑っただろ」


「ん?何のことですか?」




ーーーーーーーーーーーーーー

ガコッ


ロウドフが出したのはバラバラになったマトリョーシカ。

ん?





そういえば…これアニメで見た奴やん…((

今更すぎて自分でも笑えてきた…


ロウ「おい、ニヤニヤすんな気持ち悪い。」


「気持ち悪いとはなんだね君←」


いやいや、自分で自分笑ってただけでーす←
ニヤニヤしてませーん←



言い返すと面倒だし、さっさとマトリョーシカやっちゃうか…



ロウ「まて、699番。お前はこっちだ。」


そう言ったロウドフから渡されたのは布切れと裁縫箱。



「うん、なんか検討ついたけど、一応聞く。
俺はこれで何をすればいいのかな?」


ロウドフはニヤニヤしながら、俺が受け取った布切れを指差した。



ロウ「あぁ、お前にはその布で服を作ってもらう。
女ものの服だから、お前向けの仕事にぴったりだろ?」



「は!?デザインとかわかんないんだけど!!」


ロウ「知るか。さっさとやれ。」



理不尽だ。

さっきのお返しとでも言うように笑うロウドフ。


プー「名無しさん…大丈夫?」


「…ぐぅ…大丈夫…」






腹たつからこそ、時短で作ってやる!!
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ