兎の扉

□トリップの時間
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皆さんどうも。名無しさんです。


ただ今、この俺様は絶賛拘束中です。




え?なんでこうなったかって?


そんなの俺が聞きたいわ!!




なんでこんな鎖ぐるぐる巻きなの!!?
痛ぇわ、ボケッ!!

さるつぐわまでする!!?普通は!!?







とりま、落ち着こう。


ガタゴト揺れてる感覚からして…

多分ここは車の中。


後ろは分からないが前に覗き窓があるだけで他は何もない。
ただ一面、牢屋のような殺風景な空間。







いや、まて、絶対牢屋だろコレ←



いいか、画面の前の乙女たちよ!
オレは断じて悪いことしてない!言い切れる!

オレはただの善良な女子中学生!!


わかる?JCだよ!



そんな俺様がこんなぐるぐるに拘束されるくらい悪いことできるはずがない!



今すぐ看守よんでこい!!


鼓膜引きづり出してやる!!




ガタンッ…




車が止まった。



そして俺の後ろの扉が開いた。



「おい!さっさと動け!」


男の人の声が聞こえ鎖をひっぱられる。



ここで逆らってもめんどくさくなると思ったオレはすぐさま立ち上がり、
くるりとドアの方へ体を向けた。



「・・・・」



「おい、聞こえねぇのか?さっさと動け」




「ふぁー、ふぉりふふぁんふぁー・・」
(訳:わー、ボリスちゃんだー・・)





…って…




えぇええええええええええ!!!!!????



なんでボリスちゃま!!?


え?え?



オレ念願のトリップ大成功しちゃった感じ?



でも神様、オレこんな形でトリップしたくなかったよぉ〜(泣)!!!!!


だって拘束されてるじゃん!!

キレネンコとプーチンにあえないよぉ〜!!







ボリス「…大丈夫か…こいつ…」

コプチェフ「…ほっとけ」




ジャラッ!!



「ふぉっ!!?」


急に外に引っ張り出されたと思うと、今度は警察署までひくずられていく。


レディーへの扱いが雑だぞ!!ボリスくん!!



いつのまにかコプチェフまで来ちゃってるし…
開始すぐから主要キャラと遭遇できる俺氏マジ神ってる←


まぁ…ミリツィアなんだけど←





だんだん、推しのキレに会いたくなってきた…










ずるずるとひきずられて俺が入ったのが警察署ではなく
刑務所だということに気づくまであともう少し…
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