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□ライバル宣言?!
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その時、瑠雨が資料室から出てくる。


『あ、みんな来てたんだね!

お茶のおかわりいる??』

と言いながらお茶の準備をはじめる。




そしてお茶を入れて戻ってきた瑠雨に
真砂子がぶっこんだ。



「笹川さんは…


ナルのことがお好きなんですの?」


今の事務所にナルはいない。
なぜなら恒例の一人旅に出ているから。


だからってこんなに堂々とみんなの前で聞いてくるなんて、一体どうしたんだろう…



(なんて答えたら正解なんだろう…)

と考えて

『上司としてはとても好き…
私のこと拾ってくれたし…

恋愛なら好きではないと思う…』


その後に付け足す。


『大丈夫。

もしナルを好きになったとしたら、ちゃんと原さんと麻衣の前でライバル宣言するから!』

と麻衣と原さんに笑顔を向ける。



麻衣は顔が赤くなり
「な、な、な、なんで私?!」
ととぼけていた。



真砂子は少し考え、フッと笑い
「…真砂子と呼び捨てにしてくださいませ。
私も瑠雨と呼ばせていただきますわ」

と言った。


どうやら瑠雨のことを気に入ったらしい。





それを聞き、更に笑顔になる瑠雨。




『うん!真砂子!


ありがとう!!!』



みんなその笑顔に見惚れるのだった。
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