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□公園の怪談?!
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公園はとてものどかで、霊が出るなんて思えない。




「ほんで、ここがその場所なわけね。
本当に霊なんかいんのかよ…」
と言うのはぼーさん。



今回も協力者として呼ばれていた。

「こんなとこで除霊かますのやだなぁ…俺…」

とぼーさん。


『…確かに…』


「でも、信じられないよねー。


カップルだけを狙った霊現象なんて!」



「まさに水をさすってヤツですな」
とうまいことを言うぼーさんに、麻衣と瑠雨は笑っていたが、ナルは



「まだ霊現象と決まったわけじゃない」とご立腹。



そして真砂子から
「特定の条件下でしかおこらない現象ですもの。
ひきおこすには、ちょっとした作戦が必要ですわね。


囮を用意すればいいんです」




そう。ぼーさんが呼ばれた理由。
除霊もあるが、真砂子の考えもあってのこだった。
それはカップルだけを狙った霊現象だというから。


そして、はやく事件を解決したいという理由から瑠雨とリンも現場に駆り出されたというわけであった。



真砂子は
「あたくしたちならちょうど三組の囮が出来ますわね」
とナルに言うとナルは

「僕はごめんです。なにか他の…」
と言おうとするが、

「ね、ナル?」
と真砂子に微笑みかけられ、断れなかったようだった。



麻衣も麻衣で、ナルとペアになれると思ったのか、デート出来ると思ったのかノリノリ。








『…絶対ナルって、こうなるってわかってて、自分が囮にならないように私たち呼んだと思わない…?』

「その考えは否めないですね…」

と、肩を落とす瑠雨とリンであった。
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