main
□悪霊がいっぱい!?
11ページ/11ページ
事件も終わり、瑠雨はナルとリンと一緒に渋谷にある事務所で仕事をしていた。
ナルとリンと自分の分のお茶を入れ、事件の報告書を書いていた。
英語が苦手だと話すと、とりあえずは日本語で良いとお許しをもらったので、お言葉に甘えて日本語でやらせてもらっている。
今までではあり得なかったことが、ここ数日間で繰り広げられた。
(次の依頼って、なんだったっけ…)
そんなことを考えながらパソコンをいじっていると、所長室の少し開いているドアから声がした。
「うちの事務所でバイトをしないか?
こないだまでいた子がやめたんで」
と。きっと麻衣を誘っているのだろう。
私がきたことで、物語がかわったら嫌だと思っていたが、麻衣はきちんとSPRでバイトが出来るようだ。
(よかった)
そう思い、所長室から出てきたナルに
『私、バイトやめてないですけど??』
と言いながらお茶を出すと
「うるさい」
と言われた。
麻衣は明後日から事務所に来るらしい。
また明後日からにぎやかな日々になる。
そう思うとこの先が楽しみで仕方なかった。