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□新しいちから
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瑠雨と訓練をしていてわかったこと。




それは瑠雨も気の放出が多く、増幅したり制御することがきちんと出来ること。





そして





ナルと同じでケタが違うこと。
人間が持つには大きすぎる力を瑠雨も持っている。




(…これも才能ですか…

なんでこの2人が出会ったのでしょうね…)



目を離すときっと、瑠雨も無茶をするタイプだろう。
性格は違うものの似たタイプのふたりだ。




しっかり見守らないといけないと心に誓うリンであった。




そしてナルに
「気功法が全部終わったら、今度はサイコメトリのやり方を身につけろ。
自分で回線を切れるようにしないと、そのうち死ぬ」

『わかったけど…誰に教えてもらえばいいの?』

「…僕だ」

ふっと笑って所長室に入っていくナルに背筋が寒くなる瑠雨。


『え…やだ…やだ…

やだよー…コウ…
ナルに教わるのやだ!絶対怖いじゃん!』

と助けを求めると
「…がんばってください」

と言われるだけであり、このままずっと気功法の訓練が終わらないことを願うのであった。
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