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□新しいちから
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その後ナルに入り方、切り方を学ぶ。




その時に1度だけ夢の中でナルに会った。

しかし良く見るとオーラが違う。


『…ユージン?』
そう聞くとそのナルは驚いた顔をした後、優しい笑顔を見せ頷いた。



その瞬間
「回線を切って戻ってこい」
と偉そうなナルの声がした。


『…はぁ…行かないと怒られちゃう…。
これからも麻衣のこと宜しくね』
とジーンに言うと、ジーンは少し寂しそうな顔をするが、また笑顔になる。



そして回線を切ろうとする直前

「君になら…瑠雨になら出来るかもしれない…。
時が来たら。その時はナルをお願いね…」

そう聞こえた。

目を覚ます瑠雨。


「うまくなったじゃないか」
と回線を切るのがはやくなったことを褒めるナル。

しかし瑠雨は夢の中でジーンが言ったことが気になって仕方がなかった。
でもその後練習中にジーンが瑠雨の前に出てくることはなかったのだった。





触った物全てを勝手に取り込まなくなった分、瑠雨の能力は格段にあがったようで、ナルは満足そうなのであった。


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