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□お出かけ?!
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「なーなー。
瑠雨って、学校が平日休みだったり、午前授業の時ってないのかい?」



事務所でぼーさんと麻衣、瑠雨が話していると、突然ぼーさんが聞いた。



『…お休みはないよね?』

と同じ学校に通う麻衣に聞いている。

「まぁ、休もうと思えば、バイトって言って休めるけどね!」

という麻衣に
『もう、進級出来なくなっちゃうよ?勉強もわかんなくなっちゃうし。
もうすぐ期末試験だし』

と瑠雨。



「あーーー。
記憶から消してたのにーーーー
やだよーーーーーーー」

泣き崩れる麻衣。

『あ、試験の日程は全部午前授業だよ!』

と瑠雨は教えてくれる。


『なにかあったの?』
と聞くと、ぼーさんは


「瑠雨さ、試験最終日にネズミーさんランド行かないか?」
と誘う。

「いいなー!」
と言った後、麻衣はぼーさんが瑠雨のことを好きなのかも知れないということを思い出した。





いつもは
バイトがあるから
とか、
うーんどうしようかなー。
と悩む瑠雨も今回は違った。


立ち上がり、前のめりで
『この世界にもネズミーさんランドあるの…?!』

と聞いている。
きっと効果音はキラキラキラ。




『私ね、ネズミーさんランドすっっごい好きなの!昔は2ヶ月に1回とか行ってて、特に夏と、ハロウィンとクリスマスのイベントは大好きなのっ!』

と目を輝かせたまま話し続ける。


『私、ナルに聞いてみる!麻衣も一緒に行こうよ!』
と瑠雨に誘われ、ちらっとぼーさんを見ると

「一緒に行くか?」と言ってくれ、少し気が引けつつも楽しみが勝って

「うん!行く!」
と元気に返事をしていた。
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