イナズマイレブン夢小説
□大好きな人
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「ふざけるな.....こんなの...こんなのは、サッカーじゃねぇ...っ!!」
「風丸くんっ!!」
その瞬間、顔面蒼白になった。
幼馴染の円堂くんをかばって、自分からシュートにぶつかり、ゴールへ跳ね飛ばされたのだ。
私は、何もできずその場に立ち尽くす。
豪炎寺くんが来てくれるまで、私はしばらく試合をまともに見ていられる状態じゃなかった。
こちらが一点を入れると、帝国はまさかの棄権...。私は彼らに腹が立った。
帝国は雷門と試合しに来たわけじゃない...豪炎寺くんを見物に来たのだ。
私が彼らを心配そうに見ていると、隣で陸上部と思われる男の子も、同じような目で見ているのに気が付いた。
「風丸さん...あんなにケガして...!」
どうやら陸上部の1年生みたいだった。
「風丸さんっ!」
そう叫んで、彼のもとへと走っていった。後輩に随分と慕われているようだ。
ん?ちょっと待って、
「あの子...男の子...?」