イナズマイレブン夢小説

□大好きな人
1ページ/3ページ


「ふざけるな.....こんなの...こんなのは、サッカーじゃねぇ...っ!!」



「風丸くんっ!!」



その瞬間、顔面蒼白になった。



幼馴染の円堂くんをかばって、自分からシュートにぶつかり、ゴールへ跳ね飛ばされたのだ。



私は、何もできずその場に立ち尽くす。



豪炎寺くんが来てくれるまで、私はしばらく試合をまともに見ていられる状態じゃなかった。



こちらが一点を入れると、帝国はまさかの棄権...。私は彼らに腹が立った。



帝国は雷門と試合しに来たわけじゃない...豪炎寺くんを見物に来たのだ。



私が彼らを心配そうに見ていると、隣で陸上部と思われる男の子も、同じような目で見ているのに気が付いた。



「風丸さん...あんなにケガして...!」



どうやら陸上部の1年生みたいだった。



「風丸さんっ!」



そう叫んで、彼のもとへと走っていった。後輩に随分と慕われているようだ。





ん?ちょっと待って、




「あの子...男の子...?」
次へ
前の章へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ