Story 2

□*思惑
2ページ/4ページ


ミナ side


わたしの恋人は嫉妬深い


メンバーと話してるだけでも


「モモのみーたんやのに」


そんな可愛いことを言ってくる


最近ちょっと忙しくて二人の時間が


なかったのは事実


二週間くらいモモおんにに触れてないし


触れてもらってもない


もちろんキスだってなかった


キスくらいできたやん


って思ってイラっとしてる


わたしはきっと


モモおんにが思ってるより


モモおんにのことが好きなのだ


そんなこと気づくわけもなく


隣で構ってもらえずイライラしてる


モモおんにをほったらかして


スタミナのなくなったゲーム画面を


見つめたまま、ゲームに夢中かのような


そぶりを見せる


あ、五回目のため息だ


なんて思ってたらサナおんにが


アイス食べる?って聞いてきた


ほんとはそんなに食べたくない


こんな寒い中、アイスを買おうと思った


サナおんには流石だな


なんて思いながらサナおんにの


アイスをもらうわたし


モモおんには案の定怒ってる


普段からアイスを食べないことを


知ってるから余計にイライラしてるんだろう


すごく怖い顔をしたまま


部屋に戻っていくモモおんにを見て


ちょっとやりすぎたと思い


追いかけて部屋をノックした
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ