Story 2

□*決戦日
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モモ side


自分で決めたことなのに


何故か体は動いてくれなくて


ミナは二人三脚に出るため


席を離れた


ミナの背中に向かって


「応援してるね!」って伝えるのが


精一杯で自分が嫌になる


スタート地点で男性アイドルと


笑顔で会話してるミナ


男性アイドルと肩を組んで


楽しそうに競技に参加するミナ


そんな姿だけが目に入って


応援するも何も気づけば競技が終わってた


男性アイドルと話してる笑顔のミナが


頭から離れなくてイライラしてしまう


戻ってきたミナの肩を引き寄せて


必死に感触を跡を消そうとした


それ以上何も考えられなくて


ただ頭に浮かぶのは男性アイドルと


肩を組んで楽しそうに話すミナの顔


「嫉妬」そう気づいた時に


急に逃げたくなってトイレに行こうと


立ち上がる


ミナも行くなんて思わなかった


モヤモヤした気持ちを抱えたまま


廊下を歩く


「なんでずっと肩組んでたん?」


突然ミナにそう言われて驚いた


素直に言うべきか嘘をつくのか


どう言う言い訳すればいいのか


そんなことを考えていたら


モモに背を向けて歩き出そうと


してるミナを見て


咄嗟に手を掴んだ


「いや、あの、違うねん」


こんなことが言いたいんじゃない


顔が熱くなっていく


「二人三脚、楽しそうやったなぁって...」


そうやけどそうじゃない


もう何を言えばいいのか分からなくて


ミナにに抱きついた


抱きしめ返してくれたミナ


大好きなミナの顔を見ながら


「ヤキモチ妬いちゃって、あの、ごめん。
みーたんのこと、好きで、」


それ以上はもう恥ずかしくて


顔が見えないようにもう一度抱きつく


急に離れたミナに不安になって


どうしたのか聞こうとすると


そんな時間を与えられないまま


トイレの個室に入れられる


戸惑っているとミナが


後ろ手に個室の鍵を閉めた


「モモおんにがそんなこと言うから
モモおんにが悪いんやから」


そう言われて何が何だか理解が


できなくて壁に押さえつけられて


深いキスをされる


「んっ、ふっ、」


自分じゃないみたいな声で


恥ずかしくて泣きそうになる


「いいよね?」なんて言いながら


胸を揉んでくるミナにされるがまま


「モモおんに、声抑えて」


そんなこと言われても出来ないって


言いたいのに口から出たのは


「そんなっ、んあっ、できんっ」


こんなに話せなくなるものかと


思いながらも力が抜けそうになる


ひたすらミナにしがみつく


ズボンを脱がされショーツの中に


手を入れられたとき


自分でも分かるくらい濡れていて


心の底からミナを欲していた


指の動きやミナの匂いで


おかしくなりそうで足がガクガクする


「み、たんっ、いきそっ、やだっ」


また言葉にならないような言葉を


発すると「イっていいよ」って言って


声を抑えるために深いキスをされる


「んんんんっ、ふああっ」


腰を抜かして果てたモモに


「嫉妬したモモおんにが可愛くて。
ごめんなさい」

そんな風に謝るミナに


「みーたん好き。それに謝らんでも
その、気持ちよかったし。」


もうほとんど聞き取れないんじゃないか


そう思うほど小さい声でゴニョゴニョ


言ってしまったモモを見て


「わたしも好き」


そう言って抱きしめてくれる


こんな恋愛の始まりもありかな


なんて思えるのはきっと隣に


いるのがミナだから





END





場所の指定はなかったので
勝手にトイレにしました。。
思ってたのと違ったらすいません!
しゃちさんリクエストありがとうございました!
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