お話A
□*喧嘩するほど仲がいい
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モモside
朝からイライラが止まらない
さっきのはサナも悪いけど避けようと思えば避けれたはず
こんなにイライラするのは久しぶりだ
確か、前にミナと喧嘩したのもこういう事がきっかけだったと思う
何回も同じことがあるともう怒りを通り越して呆れる
自分の部屋に戻ってきて、ベッドに入る
すると、ガチャっと扉の開く音がする
『モモおんに…』
モモがいきなり出て行ったあとを付いてきたらしい
「…なに」
ミナに背を向けたまま会話をする
『あの、ごめんね』
「前も同じようなことあったじゃん」
『したくてしたんじゃなくて…』
「したくてしたわけじゃないのにまた同じこと繰り返すんだ」
『…モモおんにぃ、、』
泣きじゃくるミナの声が聞こえる
やっぱりミナには適わない
ベッドの後ろにいたミナの手を引っ張ってキスをする
『んぅっ、ふ、、はぁ、っ』
「しょっぱ…」
『ひっ、く、、モモおんに、っ、』
「…次はもうないからね?」
コクコクと必死に頷きながらまだ泣いているミナをベッドの中に入れて上に跨る