お話A

□*喧嘩するほど仲がいい
1ページ/3ページ

ミナside






「もう知らない」






バタンと大きな音を立てて部屋を出ていったモモおんに





また怒らせてしまった







何かはあった1時間前…





ツ「ミナおんに〜」



『ツウィや〜、どうした〜?』



ツ「呼んだだけです〜」



『何それ(笑)』







サ「ミナ〜!!!!」



『うわぁっ、びっくりしたあ、サナおんにいきなり抱きついてきたら危ない!』



サ「おひょ、ごめんね〜」






朝からモモおんにの部屋に行く前にみんなから話しかけられる





普段からこんな感じだからあんまり気にしないけど、モモおんには気に食わないらしい





モモおんにがリビングに起きてきたのも気づかずにみんなと他愛もない会話をする






サ「お、モモや〜、おはよう!」



「ぅん、おはよ」






モモおんにに一番に気づいたのはサナおんに





少し機嫌の悪そうな顔をしてたからすかさずモモおんにの所へ行く






『モモおんに、おはよう』




「…おはよ」






やっぱり機嫌が悪い



いつもならぎゅーって抱きしめてくれるのに






『モモおんに…?』



「朝から楽しそうでいいね」






ぷくっと口を膨らませて拗ねてるモモおんに




嫉妬って言うのがすぐに分かった




しかも寝起きっていうのもあっていつもより少しイライラしてる





ソファに座ったモモおんにの隣に腰掛けると、モモおんにに抱き着かれる






『モモおんに、』



「みーたんに抱きついていいのはモモだけなのに…」






そう言いながらわたしの胸に顔を埋める




少し可愛くてニヤニヤしてしまう




しばらくその体制でいると、サナおんにとダヒョンが近付いてきた






ダ「あれ、ミナおんにとモモおんにいちゃいちゃタイムですか?」



サ「ひゅーひゅー、朝からやるねえ」





「…うるさい」






サナおんにとダヒョンを睨んで、わたしを抱きしめる力を強くした






サ「お〜、怖いね〜(笑)」



「もういいでしょ〜、邪魔せんといて〜」



サ「はいはい、邪魔者は帰ります〜」






ケラケラ笑いながら帰ろうとしていたサナおんにの足が止まって、また近付いてくる




不思議に思っていると、




サ「忘れ物〜〜…ちゅ、」






わたしの唇に軽くキスをする






『〜〜〜〜っ!サナおんに!!』






笑いながら帰っていくサナおんにとは反対にイライラMAXのモモおんに




これはやばい…




そう思った瞬間、モモおんにがわたしから離れた






「もう知らない」
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ