お話
□*嘘つき2
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モモside
あの日以来、わたしはナヨンおんにと少し距離を置くようになった
ナヨンおんにを見る度に、ジョンヨンに抱かれていたときのことを思い出してしまうからだ
毎日悩みに悩んで、自分が何をしたのか考えてみるけど、答えは見つからなかった
ただの倦怠期だろう
世間はそう言うかもしれないけど、わたしにとって受け取り難い事実だったから、ナヨンおんにと向き合えずにもいた。
そんなわたしをミナがいつも励ましてくれた
いつからかわたしもナヨンおんにとジョンヨンのような関係を、ミナと持ってしまっていた
『モモおんに…?』
「…ん?」
『何か考え事してる?さっきからずっとぼーっとしてるけど…』
ミナが部屋に来て2人で他愛もない話をしていたけど、ナヨンおんにのことが気になって上の空でいると、心配して下から覗き込んでくるミナ
そんなミナの頭を撫でて口付けると、少し驚いた顔をしてすぐに笑顔になる
『んっ、、はぁ…』
息をするために少し開いた唇を割って舌を入れると、ビクッと反応する体
別にそんな気分では無かったけど、何故かミナをめちゃくちゃにしたくなってしまった
「ミナ…抱かせて」
『…いいよ』
ミナが返事をした瞬間、激しく口付ける
キスをしながらベッドに押し倒すと漏れる声
『んんっ、んは、、まって…っ』
「…なんで?」
『、激しい、、』
「ごめん、でもミナを抱きたくてたまんないから…」
そう言ってまたキスをすると、今度は受け入れるかのように首に手を回してくるミナ
そんなミナの胸を、荒く円を描くように揉む
『っあ…モモおんにっ、、』
かなり余裕がないのか、ミナもわたしを求める
物足りなさそうな顔をして自ら上の服を脱ぎ、キスをされる
「どしたの?…今日積極的じゃん」
『モモおんにだって…今日おかしいよ…』
真っ直ぐにわたしの目を見てそう言うミナに全てを見透かされているようで、それを誤魔化すように下着の上から立っているそこを摘むと、さっきよりもビクビクと反応する
『っ、あぁん、、っひぁ、っ、、』
「気持ちいいんでしょ?もっと感じなよ」
空いている左手を下に滑らせて、少し湿っている下着の上からそこをぎゅっと抑えると、ミナの右手が伸びてくる
『モモおんにっ、、はやく、』
切羽詰まったようにねだるミナにキスをして、顔を下へと持って行く
「ねえ…ここなんでこんな濡れてんの?それにまだそんなに弄ってないけど。早すぎない?」
『ぁ、、モモおんにが触るからっ、』
「モモが触ったから感じてこんなに濡れたの?…ミナってとんだ淫乱だね」
少し意地悪をしてきつい言葉を言ってみれば、瞳にうっすらと貯まる涙
「いいねその顔…ゾクゾクする」
『あっ、んん、、指っ、…んっ、』
「2本も入っちゃった」
入れてすぐに指を激しく動かすと、ミナの声は段々と大きくなる
でもなんか違う
わたしが聞きたいのはこの声じゃない
ナヨンおんにの顔が脳裏にちらつく
思わずミナの口を空いている左手で塞いで声を抑える
何も考えたくなくて、目を瞑って激しく指を動かすと、ミナは体を弓のように反らせて果てた