お話

□*新年早々
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ジョンヨンside






ピピピッピピピッ…






「ん、ふあぁ……寒…」






ケータイのアラーム音で目覚めてふと横を見ると、まだ寝息を立てながら眠る彼女




サラサラの前髪をかき分けてあげると、眉間にしわを寄せてモゾモゾと動き出す






『んんんんん……ジョンヨン〜、、』



「ん、おはよう」



『おはよ…』






片目だけ目を開けて一言交わすと、またすぐに目を瞑ってしまうモモ




少し意地悪をしたくなって鼻を摘むと、わたしの腕を掴んで手を繋ぎ出す




絡めた手は温かくて柔らかい




寝返りを打ってこっちを向いたモモのパジャマがはだけて、谷間が見える




(朝からやめてよ…)




そんなわたしの思いなんてつゆ知らず、わたしの腕に抱きついて眠っているモモ




さっきから胸に腕が当たっていて、変なスイッチが入りそうになる




かと言ってお昼から仕事だから手を出すわけにはいかない




そうして悶々と考えていると、やっと目が覚めたのかわたしの体に抱きついてきたモモ






「ん、起きた?」



『…起きた…』



「起きてないでしょ(笑)」






目を瞑ったまま話す彼女が愛おしい




その顔をじっと見つめているとパチッと目が開いて、そのままわたしの目を捉えて動かない






「どうした?」






そう聞くけれど、微動だにしないモモ




不思議に思い少し顔を近付けてモモを見ると、ちゅっとキスをされた






『へへ、おはようのちゅう〜』






ニコッと満足そうに笑ってわたしの首元で頭をスリスリとさせているモモが可愛くて、我慢出来なくなる






「モモさ、わざとしてる?」



『ん?何を?』






今までしたこと全てに自覚が無いらしく、きょとんとしている




だったら尚更やばいでしょ




モモの上に跨って、両手をベッドに押さえつけると、今から何をするのかわかったのか、顔を真っ赤にして横を向いた




そんなモモを正面に向かせる為に、左手で両頬を掴んでこちらを向かせると、タコみたいに唇が尖る






「ぶはっ、(笑)」



『んぅぅ〜、やめへ〜〜』






唇が尖ったまま喋るから面白くてつい笑ってしまう




その唇にちゅっとキスをすると、大人しくなってわたしのペースに合わせ出す






『んっ、、は、っ、ジョンヨ、ン…するの?』



「ここまで来て待ったはなしでしょ?」






パジャマのボタンを下から外していく




上に行くに連れてモモの心臓の音が分かる






「めっちゃドキドキいってる…」



『そりゃ好きな人にこういうことされたらドキドキするでしょっ、』






顔を手で隠しながらそう言う




全てが可愛くて仕方がない






「あ、今日下着付けてないんだ」



『昨日めんどくさかったもん』



「言い訳?(笑)そんなにしたかったの?」






冗談半分でそう言うと、耳を掴まれてモモの口元まで持っていかれる




何をするのかと思い、少し不安になる




すると、耳元で『本当はしたかった…』と囁いた






「っ、、反則…」






理性が抑えられなくなって、すぐに上のパジャマを床に放る




上半身だけ裸になったモモにキスをしながら、立っているそこを指で弄ると、くぐもった声で鳴く




(やば…止まんない)
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