お話
□*匂い
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モモside
「ただいま〜…って、みんな寝てるか」
モモだけサイン書くのが遅くて、宿舎に帰ってきたのは夜中の1時過ぎ
こんな時間だから誰も起きてるわけなくて、お風呂の前にとりあえずパジャマに着替える
喉が乾いたからお茶を飲もうと思い、キッチンに行く
すると、見慣れた後ろ姿が見える
「みーたん??」
『モモおんに、おかえり』
眠そうな目を擦りながらはにかんだミナが可愛くて思わず抱きしめる
『モモおんに?』
「ん、ただいま」
抱き締めるとほんのり香ってくるミナのシャンプーの匂い、ジャスミンの香水の匂い
しばらくそういう行為も無かったからミナを抱きたくてたまらない
(明日仕事やしな…あかんあかん)
そう自分に言い聞かせる
『モモおんに、おかえりのちゅーは?』
「ちゅーしたいんだ?」
『だって、もう2週間くらいモモおんにに触れてない…』
なんだこのかわいい生物は
危うくモモの理性が飛んでくところやった、危ない危ない
普段こんなことを言わないミナが言うって、そんくらいミナとしてなかったんだな
そう思いながらミナに軽いキスをする
「ちゅっ、みーたんかわいい」
『んぅ、足りない、もっと、、』
「明日撮影じゃなかったっけ?」
『モモおんに、』
せっかく抑えてた理性は、モモを求めてるミナの目を見ると一瞬にして崩れた
「どうなってももう知らんからな?」
コクっと頷くのが始まりの合図