聖闘士星矢

□聖闘士星矢
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星矢が諦めかけた時、魔鈴が現れ星矢を叱咤する。そして、星矢はジュデッカへ向かう。星矢が見た時には中はボロボロになり聖衣を纏い倒れている瞬だけだった。地上ではハーデスが起こしたグレイテストエクリップスが始まっており太陽が月によって隠され始めた所だった。瞬の言うようにカーテンの後ろへ行くとそこにはシャカがいた。
シャカ「その壁は地獄の最終地
・・・嘆きの壁だ。」
星矢「シャ、シャカ!」
瞬「何があったのですか?」
シャカ「アテナとルキアはハーデスを追ってこの壁の向こうへ消えた。」
瞬「なんですって!?」
星矢「よし、なら俺達もすぐに追って・・・」
シャカ「無駄だ」
瞬星矢『!?』
シャカ「たった今この壁は嘆きの壁だと教えたはず。この壁を通り抜けることは神以外には不可能なのだ。」
瞬星矢『!?』
星矢「馬鹿な!たかがこんな壁を破壊するぐらい・・・」
シャカ「私もそう思い何度か試みた。」シャカは天魔降伏をしてみるも跳ね返されてしまう。
シャカ「しかし、如何なる衝撃を加えても傷1つ付けられずこの樣だ。神以外のものには絶望しか与えぬ。正しく、嘆きの壁。」
瞬「なんと、シャカの力を持ってしても・・・」
星矢「そんな、この壁の向こうにアテナが、沙織さんと優羽花さんがいるのに・・・。」壁を殴る星矢。
瞬「星矢・・・。」
星矢「もうちょっとでこのアテナの聖衣を沙織さんに渡せたのに・・・。」
瞬「星矢。もうやめて」
星矢「瞬。けど、このまま手をこまねいてる訳にはいかないぜ。何としてもアテナの聖衣を沙織さんに渡さないと・・・ハーデスに完璧にとどめを刺すことは出来ない。今の状態では逆にアテナと優羽花さんが殺られてしまう。シャカ!アテナと優羽花さんが向かったこの壁の向こうには一体何があるんだ!ここが地獄の最終地ならばこの壁の向こうには一体!!」
シャカ「分からん。このシャカにも。地獄の向こう側にあるのが一体どんな世界なのか・・・。!?まさか!まさか、この嘆きの壁の向こうは・・・。エリシオン・・・・・・」
星矢「エリシオン・・・。」
瞬「アケローンの河で出会った冥闘士から聞いたことがあります。エリシオンとは冥界の楽園。即ち、極楽浄土だと。」
シャカ「うむ。私の推測が正しければエリシオンにハーデスの本当の肉体があるはず。アテナとルキアが向かったのはその為だ。」
星矢「水くせぇ。」
瞬「星矢?」
星矢「水くせぇじゃねぇかよ。沙織さんも優羽花さんも。どうして俺たちを待たずに2人で行っちまったんだよ。俺たちはアテナの聖闘士じゃないか。なのに、なぜ!?」
沙織「星矢」
瞬「これは!?」
シャカ「アテナの小宇宙!」
沙織「星矢」
星矢「沙織さん・・・。」
沙織「勝手な真似をしてすみません。しかし、どうしてもこうしなければならないのです。お姉様をお一人で行かせたくはなかったのです。お姉様は1人でハーデスの元へ向かいハーデスを討つつもりでした。そして、地上を・・・・・・。私達をも守ろうとしたのです。分かってください。星矢」コキュートスにアテナの小宇宙が広がり生きていながら氷地獄に落とされた聖闘士たちが蘇った。そして、その場にいた冥闘士を黄金聖闘士の3人が倒した。一輝を助けようとするが自力で抜け出していた。星矢はアテナの聖衣を瞬に託し、小宇宙を最大にまで高め壁を傷つけようとするがシャカに止めらた。
シャカ「星矢。瞬の言う通りだ。止めたまえ。」
星矢「シャ、シャカ!」
シャカ「君がいくら小宇宙を最大限に燃やしつくしてその身をぶつけたとしても、嘆きの壁はビクともしない。犬死になるだけだぞ」シャカは以前聞いたことのある嘆きの壁の破壊の仕方をハッキリと思い出した。それは太陽の光が必要とされこの地獄の奥深くでは太陽の光など絶対に届かない。だから、破壊することは不可能なのだと。それでも、シャカが自分の命までも燃やし小宇宙を最大にまで高め壁を破壊しようとする。その為に星矢を止めたのだ。だが、それも止められた。そこにはシャカの他にも童虎やムウ、ミロ、アイオリアがいた。ムウはシャカより預かっていた108の冥闘士を封じる数珠を返した。童虎は嘆きの壁を壊せると言った。黄金聖闘士の星座は太陽の公道に位置するため黄金聖闘士の纏う黄金聖衣は太陽の光を蓄積している。黄金聖闘士、5人の小宇宙を最大にまで高め天秤座の武器で破壊しようとする。
地上では魔鈴が女性を連れて歩いていた。
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