聖闘士星矢

□聖闘士星矢
1ページ/1ページ

アイオロス「さあ、行くのだ。若き希望の聖闘士達よ。」
黄金聖闘士『君たちにアテナとルキアを託す。』
星矢「い、行くぞ。皆。」
瞬紫龍氷河『うん。』
アイオロス「今一度、今一度。」
童虎「言わせてくれ。青銅の少年達よ。」
カミュ「地上の愛と」
ミロ「正義のために」
シュラ「我らは逝く。」
アイオリアアルデバラン『命と魂の全てを注ぎ込んで』
ムウシャカアフロディーテサガデスマスク『今こそ燃えろ。黄金の小宇宙よ。』
黄金聖闘士星矢『大いなる世界に一妙の巧妙を・・・』アイオロスが矢を離し大きな爆発と共に黄金聖闘士達の姿も消えていた。
紫龍「見ろ。」
氷河「な、嘆きの壁が・・・」
瞬「せ、星矢」
星矢「やったぞ。嘆きの壁が大きく口を開けている。」
氷河「信じられない・・・」
紫龍「物凄い力だ。」
瞬「神でもない僅か12人の力だけで。」
星矢「!?黄金聖闘士は?」
瞬「黄金聖闘士達はどこに?」その時星矢達の後で光輝き星矢達はその光を見る。
星矢「あれはっ!」
紫龍「老師。」
氷河「我が師、カミュ。」
瞬「ご、黄金聖闘士・・・。皆、逝ってしまったんだね。」
星矢「ああ。逝った。俺たちに愛と正義と全てのものを託して・・・」
紫龍「老師・・・シュラ・・・」
氷河「我が師、カミュ・・・」
瞬「シャカ・・・ムウ・・・アフロディーテ・・・ミロ・・・」
星矢「アイオロス・・・アイオリア・・・サガ・・・デスマスク・・・そして、アルデバラン・・・」黄金聖闘士の命を懸けた行動により冥界の嘆きの壁は破壊されエリシオンへの道が開かれた。星矢と瞬は涙を拭い
星矢「行こう。黄金聖闘士達が命を懸けて開いてくれた突破口。けして無駄には出来ない。目指すはアテナと優羽花さん、ハーデスの本体が居るところ、エリシオンだ!」
瞬紫龍氷河『おう!』四人は走り出したが紫龍は足を止めた。そして追っ手である、冥闘士三人と対峙した。敵は紫龍を過小評価した。が、紫龍も負けてはいない。敵の頭をシュラから託された聖剣、エクスカリバーで切り裂いた。
紫龍「聖剣、エクスカリバー。良いか?俺たち青銅には黄金聖闘士達が限りなく遺してくれた遺産があるのだ。」紫龍は・・・全ての聖闘士は死を覚悟の上で戦いに挑んでいる、そのため躊躇わずに戦うことができる。その一方で瞬達は嘆きの壁の出口にたどり着いたがその先には超次元が存在していた。
星矢「超次元・・・」
瞬「しかも、時空がねじれ現象を起こしている・・・」
氷河「こ、これは・・・正しく神しか通れない場所だ。」
瞬「星矢。あの光を見て。」
氷河「あれが・・・あの光の向こうにエリシオンがあるのか?」星矢と瞬が超次元へ飛び氷河も飛ぼうとしたとき追っ手が(冥界三巨頭、天貴星のミーノス)追い付き氷河を止めた。氷河は黄金聖闘士が起こした爆風で死んだと思っていたらしい。氷河の氷壁をいとも簡単に砕いたミーノス。氷河に飛べと星矢と瞬は言うが氷河は三人とも狙い撃ちにされるからと飛ばずに残り戦う道を選んだ。その頃星矢と瞬はとんでもない圧力により聖衣や体が引きちぎられそうな感覚を味わっていた。だが、このままいけばアテナと優羽花の元には到底たどり着けずに終わってしまう。そんなとき星矢の聖衣に翼が生え瞬を助け共に安全圏へと飛ぶ。星矢や瞬、氷河や紫龍が纏っているアテナと優羽花の血によって甦った聖衣は老師やシオンの言っていたように最強最後の聖衣であった。氷河は星矢達を安全圏まで逃がすまではミーノスにやられているように見せかけていた。そして氷河の師、カミュより授かった最大の拳、オーロラエクスキューションを食らわす。だが、一本だけ糸が繋がっておりミーノスは嘆きの壁を抜けてしまい、消え去った。氷河達はアテナや優羽花の血を貰い甦った聖衣を纏っている。女神の血のお陰で生きていられる。だが、何の血も貰ってなどいない冥衣では引き裂かれ死に絶える。紫龍は相変わらず三人を相手にしておりそれも同時にかかってこいと言う。深傷を負っている紫龍はあと一撃しか力は残っていないと言う。紫龍はただ一人、御老峰の大滝の前で眠ることなく紫龍と老師の無事を願い帰りを待っている少女、春麗を想い別れを告げる。その別れは遥か遠くに居た春麗へと届く。
春麗「!?紫龍・・・。まさか・・・」紫龍は老師に授けてもらった最大の奥義を持って三人の敵を倒した。だが、技がぶつかった衝撃波により紫龍は超次元へと飛ばされた。紫龍は氷河に助けて貰いエリシオンへと向かう。星矢は時すでにエリシオンにたどり着いていた。
前の章へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ