黄side
付き合ってる設定





「まっすー、あがったよ」

「ん、分かった」


今、俺の部屋には小山がいる

ここ数日、お互い忙しくて会う事はおろか、連絡さえも取れなくなっていた

だから、ラジオの収録が終わったあとに休みの日を聞いてみた
奇跡的なことに、同じ日に休みがあった訳で話し合った結果、俺の部屋で過ごすことになった


「入らないの?」

「いま読んでる雑誌の特集を読み終わったら行く」

「ふーん」

そういうとソファに座ってた俺の隣に座ってきた

座ったと同時に石鹸の香りが鼻を掠めて、嗅いでみた


「俺ん家の石鹸の匂いがする」

「あ、まっすーの使ってみたの。前から気になっててさ。ダメだった?」

「いや、構わないよ。気になるならメーカー教えようか?」

「いや、いいよ。この匂い嗅ぐと、まっすーの家に来たって感じがするんだ笑」

なんちゅー可愛い事を言うんだ

「俺は、小山の香水の匂いが好きだな。長く隣にいると服に匂いがついて、彼氏だと実感出来るよ」


そういうと小山は顔を赤くした
その反応が可愛くて頬にキスをした


「ま…まっすー…!?」

「じゃ、俺は風呂に入ってくる。あがったら、じっくり匂いを嗅ぎあおうな」



後ろで照れながら抗議してる小山に笑みを浮かべながら、風呂の準備を始めた

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