□第4話
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蛇「ったく、毎度毎度世話の焼けるヤツだぜ」

霧「げへへ、戦の度こんなだもんな」

蛇「あいつ抜きでもその分俺がバラバラに切り刻んでやるってのによぉ〜
あっでも七人隊とか言って一人欠けてんのもカッコ悪ぃかぁ」

霧「それに、雇い主の大名も七人全員って条件だしな」

蛇骨と霧骨は七人隊の仲間であろう人物を探しながら林の近くの草原を歩いていた。


「睡骨さまぁーっ!!」


子供の声で2人は草陰に身を潜める。


「見て見て!こんなにたくさん採れたよ!」

睡「おー、すごいなぁ!
これでたくさん薬が作れそうだ」


蛇骨と霧骨の視線の先には優しそうな顔をした男とその男に親しげに声をかける2人の子供。

一見親子のようにも見える3人を見て蛇骨は溜息をつく。


蛇骨「あいつー。村にいないと思って探しに来たら、こんなところにいやがったのか」

霧「しかもガキまで連れてやがるぜ」

蛇「まぁ何かしら獲物がいた方がやりやすいからな。
ガキはピーピーうるせぇからあんまり気が乗らねぇんだけどよー」


蛇骨はそういいながら刀に手をかけ、タイミングを見計らっていた。

刀を構えたときのカチャッという音に気付いたのか、睡骨と呼ばれる男は不審そうに2人のいる草陰を見つめた。



「睡骨さま?」


蛇「ちっ」


蛇骨は刀を一振りし、蛇のようにうねった刃が子供たちを襲った。




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