℃-uteな夢4

□メイドさんはクラッシャー   
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 その日は大雨が降っていた

「今日から新しく名無しさんお嬢様にお使いしますメイドの矢島舞美と申します」 

「……お父様ったらメイドなんて必要無いのにまあいいわ短い付き合いになるわよ」 

「よろしくねっ♪名無しさんお嬢様♪」

 メイドの矢島は柔らかく微笑む

「てっ…タメ語?!少し意地悪してみようかしら」

これまで私のメイドになった人は皆辞めたし 
きっとすぐ辞めるわ矢島も


「矢島ー」 

「はーい名無しさんお嬢様」 

「このペットボトルの蓋が置かないのよ開けてちょうだい」 

「了解♪」 

きつく閉めたから空かないはず 
キュッ

「開きましたよー」 

「えっ…?ありがとう」 
 
笑顔で手渡され胸がドキッとした 

「何なのよ…」 

 
それからメイドの矢島との日々は過ぎる 
 「申し訳ございません…名無しさんお嬢様ドアノブが破損してしまいました」

「えっ…まじ」
よく見たら矢島の腕はしなやかな筋肉
 
「まさか腹筋割れてるの?」 

「うんっ6つに割れてるのっ腹筋の為すぎで」 
 「すごい…」 

 ガッシャーン 

「申し訳ございません。名無しさんお嬢様…白い坪が割れちゃってすぐにガムテープで直します」

 
「もー…せむて白いガムテープで…ってクラッシャーね矢島が怪我しなくて良かったわ早く片付けなさい」 

「名無しさんお嬢様」 

「//またその笑顔」 

時々見せる笑顔に私はまた胸が苦しくなる 

 次の日は雨だった  
矢島が来てからやたら雨が降るような気がする 

「あらっ…ない…無いわ」 

「どうかされました名無しさんお嬢様」 

「お気に入りのブレスレットが無いのよ思い出の…」  

「探して参ります!」 

「えっ?」 

矢島は出て行った 

雨が降りしきる中 

「……舞美っ」 


何時間たつだろうか 
 戻ってこない 

「…っ!」 

「お嬢様?どちらに」 

私は傘を差して外に出た 

「舞美っ!」 

舞美はずぶ濡れになりながら探していた… 

「あっ!あったよ…名無しさんお嬢様」  

舞美は満面の笑みでブレスレットを見つけた 

「舞美っ!」 
ギュッ 

私は舞美に抱きついた 
よく見たら手は汚れてる 
生真面目過ぎ… 
 舞美は私の背中をポンポンする

「舞美っ…ありがとう…//ごめんね…冷たい態度ばかりして…これからも私のメイドでいてほしい!」 

「私の役目は名無しさんお嬢様をお守りする事!このくらい平気だよ♪」 

また笑顔を見せる 

「名無しさんお嬢様お風邪を召いちゃうので屋敷に入りましょうね」 

「そうね//」 

「お風呂がわいてるから一緒に同行してお手伝いするねっ♪」 

「//分かったわよ」 


 クラッシャーで雨女
今までに無いメイドの舞美 
これからも私のお世話お願いねっ♪

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