紅恋歌
□序章
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―― 朝廷内の一角には李の木が植えられている。
「…」
李の木の下で王と出会い。
共に同じ道を歩み。
共に多くのものを失った。
唯一無二の主君を失った私の隣には
いつかの王のように
李の木の下で出会った、君がいた―。
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