探偵

□ハプニング
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衝撃的な夜から1ヶ月がたち、ようやく今の生活に慣れてきた。と言ってもその1ヶ月も濃い1ヶ月だった。


あの後は私の「夕飯まだ食べてない」の一言から食事の流れになったが、赤井さん達が買ってきたのは食材で一から作るはめになった。めんどくさがっていると金髪イケメンの降谷さんが「料理は得意だから手伝う」と言い出し一緒に作るはめに。



赤井さんは定期的に顔を出すとか言っておきながら一回しか来てない。

その代わりに松田さんがよく来るようになったし我が家並みにくつろいでいる。
それから松田さんは公安に移動することになった。スコッチの件に関わってしまったのが大きな理由だと思う。



心配してた緋色さんとの生活も楽だった。お互いに必要以上に干渉しないし、家事を分担したし悪くないと最初は思っていた。




緋色さんと住んで2週間くらいがたった頃に珍しく家に1人でいた。緋色さんは仕事で帰ってこないから久しぶりの自由を満喫していた。お風呂上がりに下着のままテレビを見ながら夕飯のケーキを食べていた。自由万歳‼


ガチャ


「ただいま」

「お邪魔します」

「⁉今日は仕事で帰ってこないんじゃないの?」


「‼……予定が早く終わったんだ。それよりもそれはなんだ?」

緋色さんが指をさして言った


「いつもケーキだけじゃないからね‼たまたま安売りしてたから買っただけだから‼」


「そうじゃねぇ、自分の格好を見てみろ」

そう言われて自分が下着で過ごしていたことを思い出した

「‼帰ってこないって言ってたから‼」



「男と暮らしててその格好は何されても文句言えないよな?」

「襲ってくれと言ってるようなもんだぞ」


2人に囲まれてソファーに押し倒され降谷さんが腕を上に拘束し緋色さんが体の上に乗ってきたうえに太ももを撫でられて鳥肌がたった
気持ち悪っ!!


「ちょっと待って‼なんで警察はロリコンが多いの?松田さんといい手出すな!てか、子供にハニートラップするなよバカ!」



「なんだバレたか」


「俺は無理があると思った」


「なら何で参加したのよ?
それで、私を手懐けて何をするつもりだったの?」


2人を精一杯睨みつけて聞く


「まだお前に関しては知らないことが多くて、下着でいるお前を見たら手懐けるチャンスだと思って。降谷もいるしハニートラップかけるには丁度いいみたいな?」


「だからって中学生にやるのはおかしいでしょ」


「悪かったよ。組織のこともあって色々と焦ってた。怖い思いさせてごめんな」

「俺からも謝る。こいつを止めなくて悪かったな。それと、さっき松田って言ってたがあいつは何をしたんだ?」



「少し前に下着漁られそうになった」

事実とは違うけど家に居座りまくってる腹いせに嫌がらせしてみた


「俺の同期がすまなかった。後で殴っておく」

「だからあの時変態刑事だったのか」




仲直りした後、年の差から兄妹みたいだし名前で呼んでいいか聞いてみた。

「輝さん?零さん?」


「もっと砕けていいぜ」


「なら、輝くんと零くん?」


「それいいな。改めてこれからよろしくなルナ」



ってことで、今は零くんと一緒に夕飯を作ってる。
私のズボラさを見かねた零くんが時短料理を教えてくれている。やっぱり女子力高いな。

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