「っ、…っあああぁッ!!」 あれから。 心配させた責任は取れよ?と不敵な笑みを向けてきてクロスにより、69(シックスナイン)の体勢をとるように指示されたシルク。 けれどもシルクがクロスのモノを気持ちよくさせるより、そのクロスの舌使いによってシルクがイかされる一方だった。 「口がご無沙汰してるぞ」 力なく体を預けるシルクの腹の下に手を入れ、その細い体を片手で持ち上げるクロス。 「っ、うぅ…」 最初はクロスのモノを口に含むよう、要求されて。 だがシルクがそれを忠実に実行していたのにも関わらず、途中からクロスがシルクの足を引っ張った事から流れはおかしくなったのだ。 そもそも身長差がある為、お互いがお互いのそこを刺激出来合うはずもなくて── 「無…理。届か、ないっ…」 手で掴むことは出来ても、口は到底届きそうになかった。 それを知ってるくせに…無理難題を押し付け、困らせてくるクロス。 「あ?泣いてんのか?」 「だって…っ、届かないっ」 クロスが足を解放してくれない限りは絶対に無理なのに、と。 そう言って涙ぐむシルクに、クロスは自分の心臓が高鳴るのが分かった。 「お前は本当に…可愛いくて仕方ねェな」 そう呟いて足は解放してくれたものの、力が入らない為這うようにしてしか移動出来ないシルク。 ようやくクロスのモノに手が届き、口に含んだ瞬間、 「……やぁッ!!」 「歯ァ立てんなよ」 シルクがクロスのモノを加えた瞬間、秘部に挿入される指。 十分に舌と前回クロスが作ったという液体で濡らされた後に入れられる指は気持ちが良くて── それを耐える為に思わず立てそうになる歯を、シルクは必死に堪えた。 「んっ、んんっ…ん!!」 下から突き上げるようなクロスの激しい指使い。 どこまでも鬼畜なクロスはシルクの反応を楽しむように中を擦り、出し入れを繰り返した。 「んん─ ッ!!ん── !!」 知り尽したシルクの良いところを執拗に責めて、追い詰めて。 どうすることも出来ず、ただただ快楽に涙する事しか出来ないであろうシルクの顔が見れないのは残念だが、クロスはその反応を楽しそうに眺めた。 「──── ッ!」 気配でシルクが絶頂を迎えたことが分かり、そろそろいいかとクロスは指を引き抜いた。 「シルク」 「…っう、」 「前向いてオレの上に跨がれ」 のろのろと、それでも言われた通りに実行しようとしたシルクだったのだが、 「…っ! 無、理……!!」 どうやら完全に覚醒したらしい。 クロスの完勃ちしたモノを前に、そのまま動きを止めるシルクの腰を掴んで降ろそうとすれば、泣きそうな顔で首を振ってきた。 「無、理だよクロスっ……だめっ」 「無理じゃねェ。この間ちゃんと入っただろうが」 自分から入れた事がないだけだと言い、クロスはゆっくりとシルクの腰を落としていった。 十分に解し、指でも慣らしたのであるから入らないはずもないだろう。 「…っ。 う、ぅっ…」 「力抜け」 「ち、から入れてない」 クロスのモノが埋め込まれてく度に、きゅうきゅうと締め付けてくるシルクのそこ。 一向に弛むことのないその締め付けは、クロスが今まで体を重ねてきたどの女の中でも一番の狭さだった。 「クッ。…やっぱり最高だな、お前」 「…やっ!! あんッ!!」 下から突かれるという初めての行為にシルクは震え、高い鳴き声を上げ喘いだ。 「あああっ!! っ! はっ、あっ、あぁっ!!!!」 今にも倒れ込みそうになる体をクロスの腹の上に付いた手で耐えつつ、快感に喘ぐシルク。 「絶景だな……」 そのシルクの表情と、揺れる乳房。 「ク、ロスっ!!もうイっちゃ…」 「だから好きな時に、イけッ」 「ああああああッ───── !!!!!!」 クロスのその言葉に迷いなく意識を手放すシルク。 倒れ込んできたその体を受け止めて。 クロスもゆっくりと瞳を閉じた。 |