D.Gray−man1

□愛しい人のモノだから(☆)
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「な、なに… ッ?!」


掴んだシルクの手。
それをあぐらをかく自身の足の中心にと持ってこさせて。

導かせたシルクのその手がクロスのモノに触れたところで、


「出せ」

「?!!」


半ば強制的にクロス自身を取り出させられるシルク。


「食ってみたいんだろうが?」


シルクからしたらそういう意味だとは露ほども知らずに言ったのだが、今更後悔しても後の祭り状態で。


「ク、クロス…!!」

「何だ?」


改めて目の当たりにするクロスのモノ。

クロスはそんなシルクの言いたい事が分かったのか、まずは触る事から始めるよう告げた。


「さ、触るの…?」

「お前は一体オレの息子を何だと思ってんだ?」


これで毎回お前の事よがらせてんだぞ、と続けるクロスに真っ赤になるシルク。

…恐る恐る両手で包むように“それ”に触れて。

クロスに言われるまま、ゆっくりと口に含んだ。


「好きに味わえ」


み、味覚に作用する味じゃないと思う…!とシルクは思ったが、もちろんそんな事言えるはずもなく、困ったように瞳を伏せた。

どうすればいいのか分からないまま、とりあえず先端をぺろぺろと舐めてみる。

しかしクロスからは何の反応もない為、今度は先端に小さく開いた尿道を意識して吸い上げてみた。


「お、前…本当に初めてか?」


口が開けないので、シルクはクロスのモノをくわえたまま小さく頷いて応える。とその瞬間、


── あっ! 奥に当たっちゃった…


「…ツッ!!!」


だが何故だかクロスがそれに反応したのを見て、シルクはもう一度同じように喉奥に当たるようクロスのモノを咥えこんだ。


「お前ッ…んな技術、どこで教わった?」


手慣れてる女のフェラであれば、いくらでもクロスは耐えられる自信があった。

なのにこいつときたら…狙っての動きじゃないぶん、質が悪いのだ。


「ク、クロスしかいなっ……んッ!」

「ッおい!!」


口を開いたせいで落としそうになり、慌てて唇で咥え直したら丁度引っかかったその先端。

下の部分には手を添え、引っかかった先端のその部分は唇ではむようにすれば、


「?!」


一回り大きくなったそれにびっくりしたように、全てを口に含んだままクロスを見上げるシルク。

舌で必死に刺激したり、内頬を擦り付けるその動きが絶妙な刺激となったクロスは思わず、耐えきれずにシルクの口内に射精してしまった。


「んんっ!!」


それに驚き、反射的にクロスのモノから口を離してしまうシルク。

けれども閉じたその口内にはクロスの精液が入ってるのか、シルクは涙目になって戸惑うようにクロスの方を見上げた。


「…っ、悪ィシルク。吐き出せ」


そう言ってクロスがシルクの口元に手を差し出したら、


「……っ!」

「?!」


一瞬目を瞑ったシルクがゴクッと中のものを飲み込んだ事に気付き、クロスは思わず目を見開いた。


「お、前」

「…クロスの気持ち、分かったかも」


お腹いっぱいになるねと笑うシルクを見て──

クロスは愛おしさから思わずその体を抱き寄せていた。


── どんな美女に飲まれてもこんなに嬉しかった事はない。

自分がこんなに早い射精を迎えた事も無い。


「……クロス?」

「愛してる、シルク」


その言葉に身を寄せてきたシルクを…

クロスは強く強く抱き締め、心からの笑みを浮かべたのだった。


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