「…やっ!!」 クロスにより着いた部屋のベットに乱暴に放り投げられるシルク。 どうしたらいいのか分からなくて後退ると、クロスの手によって足首を掴まれ、元の位置にまで戻された。 「俺が別れ際に言った台詞、分かるよな?」 「…すぐ戻るから、大人しく待ってろ…」 「お前は俺の言い付けを守って大人しくしてたのか?」 「……っ、」 「答えろ」 「して…な、……ぅ!」 覆い被さってきたクロスの舌がアクマに噛まれたシルクの首筋をなぞり、口付けた。 「や、っだ…!やめてクロス!!感染しちゃうっ!」 「お前の対アクマ武器でだいぶ薄まってる」 「い、たい。っ、…痛いよっ、クロス…」 「我慢しろ」 「…っ」 アクマに噛まれた付近に紅い華をいくつも咲かせ、強く吸い上げるクロス。 わざとなのかどうかは定かではないが、一つ一つに咲かせる華が痛く、シルクは強く目を瞑って耐えた。 「お前も付けろ」 「……え?」 「吸うんだよ」 いきなり自身の首元をさらけ出したクロスにびっくりし、戸惑うシルク。 「早くしろ」 しなかったら何をされるか分からない恐怖から── シルクは遠慮がちにクロスの首元に唇を寄せると、恐る恐るその首を吸った。 それによりクロスの首元にも、蚊に刺されたような小さな痕が出来る。 「もっと強く吸え」 離れようとするシルクの頭を押さえつつ、クロスは自分で言ったそのセリフにフッと自嘲的な笑みを漏らした。 ── こんなセリフ、シルク以外のやつに言ったこともねェ。 クロスのその言葉にシルクは戸惑いながらも…今度こそ遠慮なく吸ってきた。 「上出来だ」 「…っふ!」 唇を重ねてくるクロスに応える為、口を開いて精一杯それに応えようとするシルク。 容易く侵入を果たしたクロスの舌はシルクの舌を絡め取り、息つく暇も無いくらい激しく吸い上げた。 「んっ! …んんっ!!」 それと同時にクロスの足がシルクの足を割り、秘部に膝を擦りつけてきた。 その瞬間、 「…っ!! やだああああああっ!!!!!」 「おい!!」 いきなり腰を引いたシルクに気付き、スカートの下から下着を取り除いたクロスが視線を下げてそこを見遣れば── … 昨日の行為により、赤く傷付いたシルクの秘部が目に入った。 指で押すと泣いて許しを乞うシルク。 「もっ、クロスの言う通りにする、からっ……だから、だからもう痛いこと…しないで……」 そう言ってぽろぽろと枕に涙を溢すシルク。 クロスは一瞬押し黙った後、傷を癒してやる為と落ち着かせてやる為にシルクの秘部に顔を近付け、舐めた。 「…やっ!!クロスお願っ…やめっ…!」 しみるのか、クロスが舐める度にビクビクと痙攣するシルクの足を両手で開かせ、固定した。 優しくクリトリスを甘噛みしてやってから茂みの奥にあるそこに舌を差し入れ、丁寧に丁寧に舐め上げてやるクロス。 「今日はこれ以上何もしないから安心しろ」 「う、んっ……」 その言葉に張っていた気を弛め、クロスの愛撫を黙って受け入れるシルク。 そのうち気持ちいいのか眠りに着いたシルクを抱き寄せながら… 今日はもう何も出来そうにないなと、クロスは取り出した煙草に火をつけたのだった。 |