パトレイバー小説
□Blue rondo
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I
親の仕事の都合で 東京へ出て来てたけれど
高校を卒業して
北海道へ帰ってきて
私はだんだんと 少しずつ
自分が消えていく運命なのだと悟った
大した人生でもなかったし
心残りとかそんなのはどうでもいい
でも ただひとつだけ
私にはどうしても 会いたい人がいる
ぶっきらぼうだけど 優しい人だった
時折見せる少年っぽさがかわいらしかった
ねえ
どうしたら会える?
最後に見たいの あなたの笑顔を
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