From.赤司征十郎
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□@何処に行ってたんだ?
(貴方の自宅前に止まる、高級車。中には赤司が居て、いつもより少し遅い時間に歩いて帰宅した貴方を見つけるや、下車して近寄り)
…帰りがいつもより遅いようだが。
一体、何処に行ってたんだ?
今日は体育館の整備の都合で部活が無くなったから、一緒に帰ろうとキミの教室まで迎えに行ったんだ。
でも、既に帰宅したと… 聞かされた。
(小さく溜め息を吐いて貴方を真っ直ぐ見据え)
それで用事もあったし、
自宅まで来てみれば不在…。
心配したんだぞ。
(貴方はしゅんとしながら、ごめんなさいと謝り)
…今日は確か、海常で練習試合があったそうだな。黄瀬に会いに行ってたのか。
(図星で何も言えず、叱られるかもと構える貴方)
…そんなに固くならなくて良い。別に怒るつもりは無いんだ。
ただ…行き先も言わず、こんな時間まで戻らないとなれば…僕でなくとも皆が心配するのは分かるだろう?
これからは、きちんと行き先を言ってから外出すること。
(ぐい、と貴方の腕を掴んで引き寄せると、そのまま抱き締め)
……本音を言うと、僕は…黄瀬に妬いたのかも知れない。
今まで特定の何か、特定の誰かに拘った経験が無いから良く分からないが。
この、モヤモヤ感は…一体何だろうな。
正体が掴めたら…真っ先にキミに伝えるよ。
征十郎
※僕とキミは幼なじみで同じ洛山高校に通っているが、練習試合を観に来て欲しいと黄瀬から呼び出され僕に黙って海常に 行き、遅い帰宅に僕に心配を掛け、ヤキモチを妬かせる設定。(黄瀬と赤司の一方通行の想い?キミの想いは不安定)
From.黄瀬涼太と連動作品。
□A僕が着いていよう。
(赤司の別荘の部屋に一人。泊まりに来て寝ようとしていたけど雷雨に風も激しい悪天候の夜。雷が鳴り響く度に貴方はビクビクし、悲鳴を上げてベッドに踞ってしまい)
…どうした、悲鳴が聞こえたんだが。
(赤司が貴方の真っ暗な部屋の電気を着けて入室し、ベッドの貴方に近寄り)
雷に強風雨…原因はこの悪天候か。…怖かったようだね。済まない…。まだキミとの婚約もしていないから、けじめとして別々の部屋でと思ったんだ。でも、それがキミに返って災いしてしまったようだね。
(ベッドに腰を降ろすと貴方の頭を優しく撫で、恐る恐る顔を上げた貴方と視線絡ませ、柔らかく微笑む赤司)
大丈夫。何も心配は要らない。今夜は僕が着いていよう。…朝までずっとね。
(彼の優しさにホッとしたのも束の間…また大きな稲妻が響き、反射的に悲鳴上げて赤司にぎゅーっと抱き着く格好に。そっと貴方の背中を包む手が)
本当にキミは怖がりだな。こんなことで、そこまで…
(フッと口許緩ませ、笑みを溢す赤司だが、貴方はそれどころでは無く、ちょっと複雑そうな顔をし)
ああ、済まない。そんな顔をしないで欲しい。嘲笑った訳じゃないんだ。
怖がりなキミを可愛い…と、守りたいと。
そう思っただけだよ。
(ちゅっと頬にキスを落とし)
愛してる。何があってもキミを守ると約束しよう。
征十郎
※赤司と正式に婚約するちょっと前。赤司の別荘に二人きりで泊まりに行ったが悪天候で雷に遭い、暗闇で一人怯えるキミを優しく宥める。
□B仕方がないな。
(広い部屋のダブルベッドで赤司と眠り、朝、目覚め起き上がると赤司は既に起きていて着替えようとしていて、貴方に気付き)
おはよう。…どうした?
(ネクタイを結びながら、ふと貴方の視線に気付いて見つめ)
起こさない内に、と思っていたんだが起こしてしまったな。済まない。
ああ、まだ早いが今日もこれから仕事が入っていてね。 直ぐに出掛けるよ。
(そう、とベッドの上で上体だけ起こして座る貴方は寂しそうに俯く。それを見て貴方に近寄り顔を上げさせ、間近で視線絡ませ)
そんな顔をしてどうした? もしかして此処のところ僕が忙しくキミに構ってやれなかったから寂しいのか?
(遠慮がちに小さく頷く貴方…赤司はふうと息を吐いて、やんわり貴方を抱き締め)
…そうか。気付いてはいたんだが…
やはり、放置や先伸ばししてはいけない問題だったようだ。
僕としても正直、キミと離れた生活は物足りなさを感じている。
だから、少しでも早く仕事を片付けてキミとの時間を持ちたいと努力してはいるんだ。
ああ…勿論、キミがそれを理解してくれてるからこそ何も言わずに僕の帰りを待っていてくれたことも、ちゃんと理解しているよ。
いつも有難う。
キミが側に居てくれるから僕は安心して勤務することが出来るし、自宅に戻れば安息も得られる。
でも、そうだね。
働き詰めも良くないし、大切な奥さんに寂しさばかり感じさせていては…それも良くない。
何せ、僕らはまだ新婚なんだし、なるべく互いに歩み寄って仲睦まじくすべきだろう。
故に…今日は休みにして、キミと共に過ごそう。
気にしなくて良い。僕が休みと言ったら休みだ。
逆らう者は居ない筈だ。
キミも…異存は無いね?
(顎を軽く持ち上げ、自分に視線向けさせるとゆっくり顔を近付けて唇を重ね、閉じられた貴方の唇に舌を割り込ませ、キスを深くしながら押し倒し)
たっぷり可愛がってあげるよ。寂しさなんて吹き飛ぶほど…ね。
征十郎
※新婚。僕は仕事を全て取り仕切り、かなり多忙で朝早くから深夜まで中々、帰宅しないような生活が続き、寂しさを募らせるキミ。そんな中の、ある朝の出来事。
□C行くな! NEW!
(今日は黄瀬の誕生日。赤司は幼馴染みの貴方が黄瀬にプレゼントを渡したことを知り、貴方を探すが既に外出。帰りを待っていて貴方を見つけると声を掛け)
探したよ。少しキミに話したいことがあってね。付き合ってくれないか?
(頷いて赤司に着いて行けば彼の部屋に案内され。ドアを閉めながら先に入室した貴方へと視線やり)
此処のところ、何やらソワソワして今日も外出してきたようだが…。
(赤司を見つめ、黄瀬の誕生日が近いからプレゼントを何にしようか迷ってて。でも、さっき黄瀬に渡すと喜んで貰えたんだと伝えると)
…へぇ。他人の誕生日に真剣になれるとはね。
まさかとは思うが…オレより黄瀬が好き…なんて言わないだろうね?
(いつの間にか貴方の腰を引き寄せ、互いに見つめ合う格好に。普段より、低いトーンの赤司の声にハッとする貴方)
僕から目を逸らすことは…決して許しはしない。
幼い頃から…いつも一緒に居た。まるで当然の様に…。
僕は将来、キミと家庭を築くのだと…ずっと思って生きてきたんだ。
ただ其れだけが…唯一の楽しみ。幸福とも取れる未来を。
(ぎゅっと抱き締め、貴方の耳元で)
キミには…見えていないと…?
…キミが好きだ。勿論、幼馴染みとしてでは無く…一人の男として伝えるよ。
…何処にも行くな。
征十郎
※黄瀬の誕生日企画で、千文様から頂いたリクエストだ。
黄瀬サイドでは、キミが黄瀬に手作りペンダント&ケーキを渡すところまで(友達)
赤司とは幼なじみ。赤司はヒロインが好き。ヒロインが黄瀬にプレゼント渡した事を知り赤司が告白。黄瀬と取り合いと言う設定だ。
リクエスト有難う。
□Dオレの女に手を出すな! NEW!
(赤司とは学校が違うけど、隣接した学校に通う貴方。先に終え、赤司の学校門の前で彼を待っていると…見知らぬ男子学生が貴方に声を掛け。下品な態度で一緒に来いとナンパされ、困り果ててたところへ、丁度、赤司が出て来て貴方を囲む男子学生達を次々と引き剥がし、膝を付かせ見下ろし)
済まない、予定より少し時間が掛かってしまってね。
急いで来てみれば、この有り様…。
(小さく息を吐いて改めて男子学生達と、貴方へと視線やり、貴方に大丈夫か問い。あっと言う間の出来事に小さく頷くことしか出来ない貴方)
…幸い彼女に怪我が無い様だし、今回だけは見逃してやる。
だが…
(男子学生のリーダーと思える腕を掴み、ギリギリと捻り)
今後、一切オレの女に手を出すな。
彼女に何かあったなら…その時は容赦は出来ない。その頭に良く叩き込んでおけ。
良いか、誰であろうと誰が許そうとも…このオレが許さない。
(強い眼差しと強い口調で相手に威圧感を与えて、痛がる腕を適度な脅しを完了させたところでパッと離すと、男子学生達は畏れをなして一目散に逃げて行き。ホッと胸を撫で下ろし、お礼を言うと彼はいつの間にか目前に立ち、手を握って)
全く…油断ならないな、キミは。
ちゃんとオレに着いて来る様に。
(はい、と笑顔で返事して赤司の手を握り返しつつ貴方が歩くと彼も微笑み)
征十郎
※恋人で別々の学校。実は黄瀬バージョンも考えようとしたが、オレの方が此の台詞に似合うと判断して、こんな風に仕上がった作品だ。
□E溢れかえる程の激情正体は… NEW!
E溢れかえる程の激情正体は…
《最近のオレは何かが可笑しい。気付けば、いつもある人を思い描いている。何故だろうな…》
(自室にて一人。デスクに向かい、集中力が途切れたらしく座っている椅子を回転させ、本棚へと視線を移し)
『人を思ふ 心は我にあらねばや 身のまどふだに 知られざるらむ』…か。
(視線の先にはハードカバーの分厚い文学全集が並んでいて、赤司はふと以前に読んだ古今和歌集のある句を思い出して呟き)
情熱、熱情、執着…
そんな類いは
僕には無縁だと
そう、思っていた。
ずっと変わらないのだと…。
だが…
キミを知ってから
風の流れが
変わり始めた。
キミと出会った瞬間の…
激情と幸せの予感…
それは…恐らく…
…恋、か…。
このオレが、ね…。
認めたく無いと最初は拒んだものだが…こうまで強く想ってしまう存在を
否定する事は出来ないだろう。
オレ自身、引き返せない場所まで…もうきてしまっている様だ。
解釈は『あの人を思っている心は、もう私では無くなっているからなのだろうか。我が身はこうまで戸惑っている事さえ、其の心は知らないのだろう』…だったな。
この強すぎる想いは…少々もて余してしまいそうだ。オレらしく無い。
それなのに…キミを想うのを止められない上に、キミを想うと心地好さを覚えてしまう。
…まるで優しい音楽が流れている様な…。
不思議な気持ちだな、恋とは。
戸惑いもまだ消せはしないが…しばらく、此の想いを持ち続けてみよう。大切に温めて…育ててみたいとも思う。
そして、やはりキミしか居ないと実感出来た時には…
此の想いをキミに伝えよう。
…誰よりも愛している、側に居てくれと…。
征十郎
※恋と言う感情を初めて知り、自覚したところだ。ここの管理人は国語…古文も大好きでね。古今和歌集の中から赤司に合いそうな和歌を選んでキャラメにしてみたんだが…どうだろう?今後、和歌を引用した作品はやっていきたいと思う。
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