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□貧乳彼女
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「ね、雄大。痛いんだけど、退いてくんない？」
「……心配しとるだけじゃ。」
「心配してるならなおさ……」
私の胸元に抱き付くように顔を埋める彼の髪をそっと撫でながら、文句を言おうとした唇を強引に塞がれて、何時もよりも乱暴なキスに酸素を求め顔を逸らそうとしても大きな掌に頭を固定されて動けない。
「……っはぁ！ちょっと！私、肋骨折れてるんだって。雄大にのし掛かられると痛いんだけど。」
「どこのどいつにやられた？」
「……粛清対象のボディーガード。」
「仕留めたんか？」
「ちゃんと仕事はやりました！」
納得のいかない顔をして小さく舌打ちした彼はぶつぶつ呟きながら私の胸を掴んだ。
「きゃあ！いきなり何すんの？」
「もうちょい大きかったら衝撃消してくれたんちゃうかと思って。」
「はあ？喧嘩売ってんの？」
「ワシが大きくしたる。」
「何おっさんみたいなこと言って……んっ。」
私の胸をやわやわと揉んでいた手がだんだんと妖しい動きをしてきたと思ったら、ぎらついた視線で私を見つめた雄大が顔を寄せてくる。
執拗に胸を撫で回し、服の中に手を滑り込ませた彼は下着の上から少し強めに揉みしだいてきた。
「痛い……強くしないで！」
「……心配させるな。」
「ごめん。」
「わかったらええけど。」
そう言って器用に下着を外した雄大は鎖骨から胸にかけてしつこいくらいに何度も何度も唇を押し当ててくる。その動作が折れた肋骨に響かないよう必要以上に優しいことに気が付いて、思わず上がる口角から漏れる笑いを隠しきれずに震えた肩を押さえつけられる。
「何笑っとるん。」
「別に！」
「ええ度胸やの。笑うくらい余裕あるってことはワシが満足するまで付き合ってくれるってことやね。」
「……や、私怪我人。」
「立会人じゃろ。それくらい気合いで乗りきれ。」
「心配してくれてたんじゃなかったの。」
「名前、ほら。」
ぎゅっと抱き締められたかと思うと同時に熱く熱く口付けられた。
「優しくして。」
「いつも優しいじゃろ。」
心配かけてごめんなさいと言うかわりに、今度は私からキスをする……彼は"好きやよ"と照れたように笑った。
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