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□興奮しますね、もちろんそういう意味で。
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護衛の必要もなく、無事終わったパーティーを名残惜しく感じているとお屋形様に彼女を家まで送るように命じられついつい崩れる表情。



帰るなら着替えるという彼女を急かして着替える暇を与えず、車までエスコートする。



賭朗が寄越した車に乗り込むと彼女が口を開くよりも先に近くの高級ホテルの名を運転手に告げた。



「門倉立会人?どういうことです?」



怪訝な顔で聞いてくる彼女に答える。



「あんなに堅苦しいパーティーからそのまま帰宅、というのも味気ないですし。折角の機会です、少し飲み直しませんか?苗字掃除人」



「…どうしてホテルで?」



警戒心の解けない様子の彼女に出来るだけ下心を見せないようニッコリ笑いながら言う。



「失敬、そのドレスだとカジュアルな場所は目立つかと思いまして。他意はないですよ。」



「だから着替えるって言ったのに…まあ少しだけなら良いですよ。」




「良い返事を下さった事に感謝っ!」




タイミング良く目的地に到着し、ラウンジまで彼女をエスコートする。席について酒もそこそこ入ったせいもあって先程よりも打ち解けてきた。



他愛ない話を交わす間にそっと腰に手を添えてみる。



「門倉立会人は遊び人なんですか?」



やんわりと手を退けられ、酔って上気した顔が此方を覗き込む。真っ赤な口紅をした唇が動くのを見ていると好意的ではない言葉を掛けられた。



「いいえ、そんなことはありません。」



すかさず否定の言葉を口にすると、そっかぁと呟き照れたような笑い顔で続ける彼女。



「…なんか、さっきからどきどきしちゃって。門倉立会人が女性慣れしてるからかなって。」



「そう感じたのならそれは貴女にしか見せない部分ですよ、名前さん。」



俯き加減の彼女の耳元で、小さな声で告げると潤んだ瞳で見上げてきた。どういう意味ですか?そう問いかける彼女。



そんな顔をされたら



興奮しますね、もちろんそういう意味で。



固まる彼女の頬に軽く口付けた。



続き………そんなに泣かないでください、理性が保てなくなる。



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