ダメプリ夢小説

□メアの抱擁
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「…おい」

決して大きくない声だが、その声は確実に私と、私に覆いかぶさっているクロムの耳へと届いた。

「…メア…!?!?」
私は驚いて声がした左側へとに視線を送った。
クロムは小さく舌打ちをした。
いつから?どこから?わからないが、今部屋にはメアが現れ、クロムの暴走を止めてくれた。

私が拘束されているベッドから音もなくクロムは離れ、早足で扉へ向かい廊下へ出て行った。
部屋の扉は
バッタン
と大きな音を立ててまた閉まった。

「…メア、どうしてここに…?」

「…そんなことより、怪我してないか?」
「あっ、うん。怪我はしてないけど…って!!キャー!!見ないで」

胸元がはだけ下着が見えている状態で私はまだ両手首をベッドの支柱に拘束されたままだった。

「見ないと、助けられないだろ」
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