ダメプリ夢小説

□クロムとベッド
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「一国の姫とあろうものが、こうも容易く侵入を許すのですか?」
クロムは笑顔で私を見下ろしている。

「どうしてこういうことするの?」
パニックになりながらも私はなんとかクロムの気をそらそうとした。

「どうして、ですか…。なるほど、面白い質問ですね」

「面白いとかじゃないよ!」私はクロムに跨がれたままだとマズイと思いクロムの膝と膝の間から抜け出そうともがいた。

スルッ

クロムは腰から鞭を取り出し「私から逃げれるとでも?」と言った。
私はなんとかベッドから降りて走ってドアに向かった。

ガチャガチャ ガチャ ガチャガチャ

ドアが開かない!!

パニックになりそうなところをなんとか抑えて、私はドアを叩いて助けを呼んだ。
「すみません!誰か!誰かいませんか!!!」
ドンドンドンドンドンドン
「誰かー!開けてください!!」
ドンドンドンドン

「アニ、無駄です。城の者たちには少々強い眠りの香を焚いておきました。4時間は目を覚まさないでしょう。」

私は絶望した。

このままじゃクロムに…!!!
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