夢のなるところ
□日常。
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…。
眠い。
忍術学園に入って6年目だけど、やっぱり朝には適わないなぁ。
3年生までは仙蔵に起こしてもらってたもん←
それは置いといて。
洗顔も終わったし、早速食堂に向かいますか。
〜食堂〜
「おーい彩枝ー!こっちこっちー!」
『はーい!ちょっと待って〜。おばちゃん、生姜焼き定食!』
「あいよ、はい」
『ありがと!』
生姜焼き定食を持って、伊作に呼ばれた所に向かう。
そこには、見慣れた6人の顔があった。
「遅いぞ彩枝。忍者たるもの、もっと早起きせんか!」
『文次郎みたくそんな早起き出来るかっての。私が朝弱いの知ってるでしょー』
「まぁ落ち着け。今日彩枝は…生姜焼き定食か。」
『うん。仙蔵は焼き魚定食か。』
「食べるか?」
『私魚介類全般苦手なの知ってるよね?』
「あぁ。でも少しは食べた方がいいぞ?」
『やーだね。おっ断り〜』
「全く…彩枝はもうちょっと体に気を使った方がいいよ?」
『えー。』
「えーじゃありません。」
『きゃー。伊作の説教が始まったぁー』
そう言って、隣にいた留三郎に助けを求める。
「あーよしよし。伊作も程々にしておけ」
「もー。わかったよ」
『勝ったー!ふぉー!』
「……もそ…」
『長次〜あきれないで〜!』
「まぁこれが私達だからな!」
『小平太がまとめやがった。』
そんな他愛のない会話をして、朝食を終えた私達は、各教室へ向かった。●●