世界をまわせ!
□2:どうしてここに?
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どうして裕太がここに居るのかわからなくて、私はいち早く本人に聞きたかった。
なのに…!!
「ミハルちゃん宜しくね!」
『うん!えっと…、藍ちゃん?』
「そう!藍でいいよ!」
新人の藍ちゃんや梓ちゃん、他の女の子と話してるからなかなか裕太の所へ行けません…( .. )
あっちはあっちで勇気とか拓巳とかつぐちゃんとかと話してるし。
一言くらい言ってくれたらいいのに…。
そしたらこんなにビックリしなかった!
「ミハル?どうしたの?」
『あ、樹音。もう、聞いてよ〜』
「なになに(笑)」
ことの事情を樹音に1通り話した。
すると急に笑い出した樹音。
え、なんで?(笑)
「まさか幼馴染みがいるなんてね〜」
『幼馴染みって程じゃないよ。小学校が一緒なだけで…』
「でも仲はいいんでしょ?」
樹音の言葉に小さくうん、と呟いた。
仲はいい、と私は思ってるけど。
だから余計になんか…モヤモヤするというか。
言ってくれてもいいじゃない?って思ったのに。
「ほら、ウチらも行こ!」
『え、え?』
そうやって連れてこられた先は、勇気達がいた集団で。
新人の子達は皆んなポカンとしてる。あ、裕太以外ね。
裕太は…、なんだか楽しそう。
「ミハルね、裕太くんと知り合いなんだって!ね?」
「あ、まぁ…うん。」
「そうなの?も〜!ミハル言ってくれたらよかったのに(笑)」
「知り合いって、幼馴染みとか?」
『ち、ちがうよ…!小学校が一緒なの』
私の言葉に皆んながあ〜!と納得したみたい。
もう、樹音はホントに…。
つぐちゃんも勇気も、ちょっとそんなに楽しそうに聞かないでよ!
別にちょっと知り合いなだけだもん。
って!そうじゃなくて!
『裕太、教えてくれたらよかったのに!』
「秘密にした方が楽しいじゃん!ビックリするかな〜?って思って(笑)」
『はぁ…、ほんとに』
おかげさまでとてもびっくりしましたよ。
「でもさ、いいでしょ?別に」
『…いいけど』
「ミハル多分拗ねてるんだよ(笑)裕太くんが言ってくれなかったから『樹音!!』」
余計なことを…!!!
樹音のほっぺを抓ると逃げだすから急いで追いかける。
普段はこんなことする人じゃないんだけどな(汗)
久しぶりに2人ではしゃいで、なんか楽しくなってきた!
でも同い年だった一磨や羅夢ともお話ししたし、初めての年下のジーナとも話せたからよかったな〜。
他にも健次郎くんとかてんかりんとか、色んな人と久しぶりに話せてホントに楽しかった!
これからの1年間がすっごいに楽しみだな〜!!!
◾どうしてここに?
/裕太とは小学校の同級生なんですね〜突然ぶっこみました(笑)